2011年11月25日
もちろん、クロスチェック現象はこの時期にかぎらない。何度も反復されてきた。とくに、メディア環境の変動期に活況を示す傾向がある。2011年現在も何度目かのそうした時期に該当する。
「○○の××化」/「××の○○化」という定型表現。そのあとには次の文句が続くだろう。「××だからこそできることに取り組むべきだ。そうしなければ、××は消滅してしまう」。こちらもパターン化されている。だが、メディア間の連動はもはや大前提だ。この状況において、なおも特定メディアにのみなしうることなど想定可能なのか。たとえ想定できるにせよ、その範囲は大幅に縮減してしまっている。
必要なのは、各種メディアの本質を問いなおすことではない。そうではなく
有料会員の方はログインページに進み、朝日新聞デジタルのIDとパスワードでログインしてください
一部の記事は有料会員以外の方もログインせずに全文を閲覧できます。
ご利用方法はアーカイブトップでご確認ください
朝日新聞デジタルの言論サイトRe:Ron(リロン)もご覧ください