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不老不死か? するいぞエアロスミス

近藤康太郎 朝日新聞西部本社編集委員兼天草支局長

 風水が悪いのでなるべく会社には寄りつかないようにしているのだが、いちおうサラリーマンだから、たまに夜勤とか早出番で職場にへばりついていなければならないことはある。目立たないように息をひそめているのだが、横を通り過ぎる、○○長みたいな偉い人に、たまにちょっかいを出されるので弱る。

 「おう、いいシャツ着てんなあ」

 スミマセンと謝り、小さくなっているが、たしかに、あまりまともな恰好はしていない。花柄のシャツやチャラチャラした刺繍もの、松に鶴が舞うシャツとか。いかつい顔で。でかい図体して。もう50歳になろうってのに。

 後輩記者(女性)に忠告されたこともあるのだが、「そろそろ原色のTシャツとか、まずいんじゃないですか? 『だれか言ってやれ』って陰で言われてますよ」。痛いってか……。

 怒らない。怒らないが、納得はいかない。年齢とは、これに進んで応和しようとしなければ、納得のいかない実在なのだ。

エアロスミスのスティーブン・タイラー(右)とジョー・ペリー

 最近、エアロスミスとエリック・クラプトン&スティーブ・ウィンウッドのライブを続けて見にいったのだが、これにはぶっ飛ばされた。クラプトン&ウィンウッドは、またいつか機会があったら書くとして、エアロスミス、いったい、何のつもりなんだ?

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