2010年08月30日
民主党の小沢一郎前幹事長のグループは23日、「検察審査会の状況は、小沢氏が代表選に出馬する判断に影響を及ぼす要素ではない」などとする文書をまとめた。小沢氏の立候補を疑問視する意見への反論として、党内外に浸透させるのが狙いだ。
▽この記事は2010年8月24日の朝日新聞に掲載されたものです。
「検察審査会の状況と小沢前幹事長の代表選出馬の関係について」と題した文書で、弁護士資格を持つ階猛総務政務官らがまとめた。
文書では小沢氏の立候補が可能な理由として(1)検察の2回の不起訴処分で、検察審査会の起訴相当の判断は否定された(2)検察の起訴に比べ、強制起訴では「無罪の推定」が強く働く(3)強制起訴に首相就任の拒否権を与える政治的効果は議会制民主主義の否定で、制度の趣旨から逸脱する(4)首相就任後の強制起訴でも職務遂行に支障がない、などを挙げた。
小沢氏の立候補をめぐっては、岡田克也外相が「起訴される可能性がある方が首相になることに違和感を感じる」などと発言している。
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