メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

全日空が運賃談合で罰金61億円、米司法省と司法取引

奥山 俊宏

 全日空が航空貨物や旅客の運賃の一部について競争を排除し、価格を固定するための談合をしていたとする罪状が1日、米司法省反トラスト局から米連邦ワシントンDC地裁に提出された。全日空は有罪を認め、刑事罰として7300万ドル(61億円)を支払う司法取引で米司法省と合意している。


 地裁に提出された8ページの罪状によると、全日空と共犯者は、遅くとも2000年4月以降、少なくとも2006年2月14日までの間、日米間の航空貨物の料金の一部を談合で決め、競争を排除していた。また、少なくとも2004年4月1日までの間、米国で販売された旅客航空券の料金の一部を談合で決めていた。罪状には、司法省反トラスト局のスコット・ハモンド氏らの署名がある。

 全日空のニュースリリース(10月29日)と米司法省の発表(11月1日)によると、同社と同省は10月29日、司法取引で合意。全日空は有罪の答弁をした上で、刑事罰金(criminal fine)として7300万ドル(約61億円)を払う。全日空からは1日、刑事被告人としての権利を放棄するとの書面が同地裁に提出された。

 米司法省によると、航空運賃カルテルをめぐる一連の捜査ではこれまでに、19の航空会社と14人の役員が価格固定の罪状で訴追され、16億ドル(1300億円以上)の罰金が得られ、4人が実刑となったという。2009年4月9日には日本貨物航空(NCA)が4500万ドル、2008年4月16日には日本航空インターナショナルが1億1千万

・・・ログインして読む
(残り:約313文字/本文:約1030文字)