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福島第一原発3号機、格納容器内の放射性物質の直接放出を検討するも見送り

奥山 俊宏

 東京電力福島第一原子力発電所は、原子炉建屋を破壊され、外界に放射性物質を放出する異常な事態に陥っている。3月20日、東京消防庁などの放水などによって使用済燃料プールにそれなりの量の水が入ったとみられることで、焦点は再び、原子炉に戻った。原発の危機に東京電力はどう対処したのか。東京都千代田区内幸町の東京電力本店から報告する。

 ■3号機の原子炉

 3号機の格納容器は19日夜から20日朝にかけて内部の圧力が急速に

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