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福島第一原発、炉水の1万倍の汚染水に足つける

奥山 俊宏

 「非常に濃度が高いものとなっております。通常の運転中の原子炉水に比べましても4桁ほど高い」。作業員3人が170ミリシーベルト超の放射線を浴びる原因となった水たまりの放射能について、3月25日未明、東京電力原子力運営管理部の鈴木晃(あきら)課長はそう明らかにした。前日にはなかったというその汚染水はいったいどこから出てきたのか、鈴木課長は「分かっていない」と答えた。

  ▽筆者:奥山俊宏

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 ■放射能

 25日午前3時46分、東京電力本社で記者会見は始まる。

 配られた2枚紙の資料の

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