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福島第一原発、汚水を太平洋に意図的に放出「応急措置」

奥山 俊宏

 東京電力福島第一原子力発電所は、建屋を破壊され、外界に放射性物質を放出する異常な事態に陥っている。東京電力は4月4日、放射能を帯びた1万1500トンの汚水を意図的に太平洋に放出する方針を決め、同日夜、実行に移し始めた。「極めて高い放射性廃液をしっかりと管理貯蔵するため」の「応急の措置」だと同社は説明している。4月4日、原発の危機に東京電力はどう対処したのか。東京都千代田区内幸町の東京電力本店から報告する。

  ▽筆者:奥山俊宏

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