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中国残留日本人孤児たちの手作りギョーザ

大久保真紀

大久保真紀 朝日新聞編集委員(社会担当)

 6月18日の夜、東京都台東区の雑居ビルの一角で、ほっかほっかの湯気が立つ、手作りの水ギョーザが次々に振る舞われました。中国残留日本人孤児たちが自分たちで運営する「中国残留孤児の家」で、この日に始めた手作り冷凍ギョーザの販売開始を祝っての開店パーティーがあったのです。大雨にもかかわらず、約70人の支援者が集まり、もっちりした水ギョーザに舌鼓を打ちました。

 迎えた孤児たちはこの日は20数人。彼らの生き生きとした笑顔を見ながら、私は心がほっこりと温かくなるのを感じました。

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