植島啓司
2012年11月08日
だいたいこんなことになるのは昨年から予測できたことで、巨人や中日が自前の戦力を強化して十分に戦える体勢を構築する一方、阪神の補強戦略はあまりにお粗末だった。ほとんど補強らしい補強もせず、現有戦力で十分勝てると考えていたとしか思えない。これからの阪神にとってもっとも必要なのはJFKのような抑えの充実と次世代捕手に尽きるのだが、いまや巨人並みの金満球団に成り下がって安易なトレードに頼るばかり。ロッテの小林(宏)やDeNAの三浦(大)などにアプローチするものの、獲得できた小林(宏)は案の定スタートダッシュにミソをつけて戦犯第一号となった。まったく見る目がない。どうせ金満球団と後ろ指さされるのなら、どうして絶対活躍が見込める杉内の獲得に全力を尽くせなかったのか。これは結果論ではなく、昨年来主張してきたことである。
今年もまたメジャーリーグをお払い箱になった西岡、福留、五十嵐を獲得したいと考えているようだが、井川、岩村など多くの帰国選手の例に見られるように、
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