西野監督と長谷部主将の土壇場の冷静な意思疎通、いざ強敵のベルギー戦へ
2018年07月02日
7月2日、ロストフで行われるW杯ノックアウトステージ(16強のトーナメント)ベルギー戦に向け、2大会ぶり3回目のトーナメント進出を果たした日本代表は6月30日、キャンプ地カザンで約1時間のトレーニングを行い、試合地へと出発した。ピッチには何も道具がないまま、ランニングや体操でリカバリーを最優先するものだった。
西野朗監督(63)はポーランド戦終盤、0-1で負けたまま試合を終わらせる戦術を取り、大会初のフェアプレーポイント(FPP)適用で16強進出を果たした戦術について改めて聞かれると「もう終わった話。今はあさって(2日の試合)のことしか考えていない」と、表情を変えずに答え史上初めての8強進出に集中した。
29日のミーティングでは選手に「晴れの舞台でブーイングを浴びさせてしまった。選手のせいではなく、自分が選んだ戦術を実行してくれた選手に申し訳なかった」と謝罪したという。
一方で、グループリーグ突破がかかる3カ国が同時進行で試合を行うなか、猛烈なブーイング、批判を浴びながらも次ラウンド進出をかけて勝負に徹した「チーム力」はポーランド戦後、一層高まっている。
厳しい時間帯、もし1人でも違った考え、プレーをしていれば命取りになる。
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