土井香苗
2011年05月18日
この「大殺戮」について、国連事務総長に先月提出された新しい報告書は、内戦の両当事者に責任があると言明し、真相究明と法の裁き(ジャスティスとアカウンタビリティ)に向けて、国際的メカニズムを設立するよう勧告している。
しかし、今回の国連の委員会の報告書の公表により、各国政府の静けさに、もはや言い訳の余地はなくなった。スリランカ政府に影響力の強い日本政府が、他国とともに、真のジャスティスのために国際的調査を求めることが非常に重要である。
今回発表された報告書は、世界的に著名な3名の専門家からなる国連の委員会により作成された。極めて入念かつ専門的な調査であり、スリランカ政府と「タミルの虎」に対する厳しい告発となっている。
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