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「原発解散」を歓迎する――国民投票につなげたい

菅沼栄一郎

菅沼栄一郎 朝日新聞記者(地域報道部)

 菅直人首相の肩をもつわけではないが、将来のエネルギー政策を問う衆院解散を歓迎したい。

 それが首相の「延命」につながるかどうか、有権者にはあまり関係ない。何より、原発の将来を含めたエネルギー政策をどうするかの判断を有権者に問う決断をするなら、国民の一人として拍手を持って迎えたい。できれば、総選挙をステップにして、原発とエネルギーの将来を問う「国民投票」につなげたい。

自然エネルギーをテーマにした「国民対話」に臨む菅直人首相(左から2人目)=6月19日、首相官邸(時事)
 理屈はきわめてシンプルである。

 原子力発電所を即時廃止するのか、継続か、段階的な廃止か、再生可能エネルギーを今後どのように拡大していくか、を

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