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少子高齢化のドイツがなぜ、元気なのか?

吉田文和

吉田文和 愛知学院大学経済学部教授(環境経済学)

日本よりも少子高齢化のすすむドイツは、合計特殊出生率でも1.33であり、日本の1.37よりも厳しく、年金完全支給開始年齢も67歳へ移行中である。しかし、そのドイツがEU経済の牽引車となっているのは、なぜだろうか?それは、政権が代わっても、「気候変動対策なくして、経済成長なし」の立場から、地球温暖化対策と環境技術革新政策・エネルギー政策・雇用政策および社会保障政策が連携してすすめられているからである。
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