北野宏明
2011年10月10日
スティーブ・ジョブズやアップルについて語るときに、自分自身の思いを語らずに話を進めることはできない。1970年代後半から、コンピュータをいじり始め、PETやPC8001なども使った。当然、アップルコンピュータやスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアクの物語は知ってはいたが、1983年に発行された「Two Steves & Apple」 (二人のスティーブとアップル)という本を読んで、そのストーリーに夢中になったことを覚えている。その後、Apple-II Plus、-IIe、-IIc、Lisa、Macintosh、Macintosh II、MacBook Duoなど、改めて思い出してみると、想像以上の数のアップル製品を使ってきた。
私が米国のカーネギーメロン大学(CMU)にいたときには、まさにそこで、スティーブ・ジョブズがアップルから追放された後につくったNeXT社のNeXT Cubeが開発され、世界初のデモがCMUの計算機科学部のホールで行われた。実時間フーリエ変換のデモでは、会場中総立ちで拍手喝采だったことが思い出される。
今は、iPhone、iPad、iPod、touch、MacBook Pro、iMacを使っている。しかし、
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