佐藤匠徳
2012年04月20日
日本は今のところ、世界諸国と同調しているかのように見えるが、それは錯覚だと筆者は考える。すでに、世界全体の中での日本の孤立化、さらにはガラパゴス化が潜行している。「ガラパゴス化」とは日本で生まれたビジネス用語のひとつで、孤立した環境(日本市場)で「最適化」が著しく進行すると、エリア外との互換性を失い孤立して取り残されるだけでなく、外部(外国)から適応性(汎用性)と生存能力(低価格)が高い外来種が導入されると最終的に淘汰される危険があるという、進化論におけるガラパゴス諸島の生態系になぞらえた警句である(Wikipedia より抜粋)。これにすぐさま歯止めをかけないと、日本は危うい。北朝鮮の打ち上げ失敗を見て、筆者がまず感じたのはこのことである。
そこで、先ずは、筆者の考える「日本国のガラパゴス化のサイン」を列挙する。
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