便利さのかげで無視できない国語力、親の教育力の低下
2015年06月16日
段階に応じて罰則も様々だが、生徒いわく「スマホケータイを取り上げられるのが一番堪える」という。昔ならば、授業中の居眠りや私語、隠れてマンガを読んだり、内緒の手紙を書いては教師に見つかって、叱られておしまいという他愛のないものであったが、今は机の下でスマホいじりである。
かたときもスマホを手放せない子どもが増え、寝ているときも枕元にスマホを置き、食事のときも箸の横に置き、学校にいても机の下に置いている。
学校側も全面禁止を発令し、「学校の中では一切スマホケータイを手にしない。カバンの中から出さない。うっかり間違って着信音が鳴っても没収」としている。学校のあらゆる場面でみていたスマホの姿は、たちまち鳴りを潜めた。なにしろ、一週間も没収されては、彼らの生命を絶たれるに等しい一大事だからである。
しかし、このスマホ依存は、子どもだけの問題ではない。高校生の親たちが30代、40代のケータイ依存の世代で、これまたスマホが手放せない。
この頃、ファミリーレストランなどでよく目にする光景がある。若いお母さんと就学前の子どもがテーブルに着くなり、親はスマホでメールチェック、子どもはゲームに夢中で
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