五輪開催まで軍事行動の可能性はなくなった?
2017年10月13日
来年の2月から開催される平昌五輪では、男女シングル各30名、ペア20組、アイスダンス24組が出場する予定だ(開催国枠は除く)。
その中で男女シングル24枠、ペア16枠、アイスダンス19枠が、すでに今年の3月に開催されたヘルシンキ世界選手権の順位で確定した(実際にどの個人・組が出場するかは、各国の国内選手権などの代表選考で決定する)。
今季の五輪選考会に設定されたネベルホルン杯では、ヘルシンキで出場枠を獲得できなかった国の選手たちが、残るシングル男女6枠、ペア4枠、アイスダンス5枠をかけて競い合った。
日本はペア枠は残念ながら確保できなかったものの、アイスダンスでは村元哉中(かな)&クリス・リードが2位に入賞。日本のアイスダンスチームとして本大会史上初めて表彰台に上がり、見事に日本のアイスダンス枠を獲得した。
話題となっている北朝鮮出身のリョム・テオク&キム・ジュシクは、2015/2016年シーズンから国際試合に出てきたペアである。それまでそれぞれ別な選手とペアを組んで北朝鮮選手権に出場していたことはわかっているが、二人の過去の活動に関する詳しい情報はほとんど公表されていない。だが2015年にいきなり国際舞台に登場した彼らは、基礎のしっかりした、かなり高いレベルの演技を見せてきた。
2016年の四大陸選手権は初出場で7位。チロル杯で3位に入賞。2016/2017年シーズンはメラーノ杯、アジアフィギュア杯で優勝。初出場したヘルシンキ世界選手権では、出場した28組中SP14位でフリー進出し、総合15位だった。
だが上位に来た中国、ロシア、カナダがそれぞれ3枠、ドイツ、フランス、イタリアがそれぞれ2枠、アメリカが1枠を獲得し、15位の彼らは惜しいところで五輪出場枠獲得には至らなかった。
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