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日本型の雇用制度こそが原因だ

城繁幸

城繁幸 「Joe's Labo」代表取締役

 日本の男女間賃金格差は先進国中最大どころか、イランやコロンビアにも劣る。民主主義というよりも封建時代に近いと言っていい。だが、上記の国々よりと比べれば明らかに日本の方が民主主義が確立しているのも事実だ。この「政治体制と男女間格差のギャップ」はどこから生じるのか。

 結論からいえば、すべては雇用制度にある。日本型雇用は、能力を基準とする職務給と異なり、勤続年数をベースとする職能給である(当然前者が世界標準)。このカルチャーでは、伝統的な男女の役割分担が残る現状、女性は相当なハンデを背負うことになる。

 まず採用段階において、多くの企業は、幹部候補である総合職としては女性を採用したがらない。出産や育児にともなう休職により、勤続年数で男性に劣るためだ。

 そして、

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筆者

城繁幸

城繁幸(じょう・しげゆき) 「Joe's Labo」代表取締役

人事コンサルティング「Joe's Labo」代表取締役。1973年生まれ。東京大学法学部卒業後、富士通入社。2004年独立。人事制度、採用等の各種雇用問題において、「若者の視点」を取り入れたユニークな意見を各種メディアで発信中。代表作『若者はなぜ3年で辞めるのか?』『3年で辞めた若者はどこへ行ったのか-アウトサイダーの時代』『7割は課長にさえなれません 終身雇用の幻想』等。

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