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 野田首相がオバマ大統領との会見で「すべての物品やサービスを貿易自由化の交渉テーブルにのせる」と発言したかしないかで、国会で問題となっている。この問題で、自民党は集中審議や特別委員会設置を求める考えだという。(11月16日朝日新聞4面)自民党としては、これを大きな争点とし、早期解散に追い込みたい考えだろう。

 しかし、私には、何が問題なのかさっぱりわからない。例外を設けるかどうかについても、それはテーブルに出して交渉した結果である。ガット・ウルグァイ・ラウンド交渉で、コメを全ての非関税障壁を関税に置き換えるという関税化の例外にしたが、長時間かけて交渉した結果、やっと例外となったのである。コメは最初からテーブルに出されなかったのではない。

 通商交渉の経験のある江田憲司みんなの党幹事長が ・・・ログインして読む
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筆者

山下一仁

山下一仁(やました・かずひと) キヤノングローバル戦略研究所研究主幹

1955年岡山県笠岡市生まれ。77年東京大学法学部卒業、農林省入省。82年ミシガン大学にて応用経済学修士、行政学修士。2005年東京大学農学博士。農林水産省ガット室長、欧州連合日本政府代表部参事官、農林水産省地域振興課長、農村振興局整備部長、農村振興局次長などを歴任。08年農林水産省退職。同年経済産業研究所上席研究員。10年キヤノングローバル戦略研究所研究主幹。「フードセキュリティ」「農協の大罪」「農業ビッグバンの経済学」「企業の知恵が農業革新に挑む」「亡国農政の終焉」など著書多数。

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