メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

RSS

価格競争の先 消費者が納得するには

神通力を失うデフレにかなった商い

多賀谷克彦 朝日新聞編集委員(経済担当)

 この春、東京・二子玉川にオープンした「蔦屋(つたや)家電」に出かけた。大手の書店チェーン「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブによる初の家電の店という。

 家電量販店のつもりで入ると「これ、家電の店?」と驚かされる。最初に目に入るのは、店推奨の書籍群。内装はダークウッドが基調、照明も抑え気味なので落ち着いた感じがする。

拡大従来の家電量販店には外国人観光客らの姿も目立つが

 売り場中央には、カフェが広がる。傍らにはスターバックスの店舗。平日の午後、若い人たちは自前のパソコンに向かい、年配の人はカップを手にソファで売り物の本を眺めていた。席は、ほぼ埋まっている。

 肝心の家電売り場は、カフェを取り巻く書棚の外側にぐるりとある。量販店と違うのは、絞り込まれた品ぞろえ。スマートフォンはアップルだけ。テレビは ・・・ログインして読む
(残り:約786文字/本文:約1128文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

多賀谷克彦

多賀谷克彦(たがや・かつひこ) 朝日新聞編集委員(経済担当)

1962年2月21日、神戸市生まれ。4年間の百貨店勤務を経て、1988年朝日新聞社に入る。前橋、新潟支局のほか、東京、大阪本社で経済記者。流通・食品、証券などを担当。07年4月から編集委員(大阪在勤)。

多賀谷克彦の記事

もっと見る