鈴木京一(すずき・きょういち) 朝日新聞文化くらし編集部ラジオ・テレビ担当部長
1963年生まれ。東京大学教養学部卒。1987年、朝日新聞社入社。東京と大阪の旧学芸部や文化グループで、主に論壇関係の取材記者や編集者をしてきた。女性アイドルのライブ見物が20年来の趣味。好物は「ハロー!プロジェクト」。
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
AKBオタクが今回の総選挙で注目するポイントの一つが「世代交代」だ。過去4回の総選挙を通じて、上位7~8人の顔ぶれはほとんど変わらない。2012年の総選挙での選抜メンバー16人の平均年齢は21歳。最高齢は26歳(当時)の篠田麻里子だ。
ほかのアイドルに目を移すと、「モーニング娘。」の平均年齢は現在16歳。モー娘の場合、27歳で卒業した中澤裕子など初期の例外を除けば、おおむね12~16歳で加入、20~23歳までには卒業している。ももいろクローバーZは現在平均18歳。過去には、永作博美らが属した3人組ribbonの活動停止は永作が24歳になったころだった。キャンディーズは22~23歳で解散している。
モー娘OGのインタビューを読むと、ある年頃になると、事務所から「そろそろ」と肩たたきされるようだ。モー娘の場合、卒業後も同じ事務所に属して芸能活動を続ける例が多い。
朝ドラ「あまちゃん」では橋本愛演じるアイドルの卵・ユイは、18歳という年齢はアイドルを目指す年齢として「若くはない」と言っている。
こうしてみると、AKB選抜メンバーの平均21歳はアイドルとしてはやや高いことになる。高齢化するAKBが、これまで通りの人気を維持できるのか。
2012年の総選挙、篠田の「つぶすつもりで来てください」という後輩への言葉が話題になったが、
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