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嵐は記者の自慢ゴコロを巧みに突くクレバーな集団

青木るえか エッセイスト

2020までかけぬけてネ」と書かれた絵馬=滋賀県栗東市の大野神社拡大嵐のメンバー大野智さんと同性のことからファンに人気の大野神社では、「2020までかけぬけてネ」などと書かれた絵馬が掛けられていた=滋賀県栗東市

 嵐の活動休止でワイドショー見てると嵐のこと悪く言うひとがいない。記者会見で「無責任では?」と発言した記者が叩かれてるが、この発言すら櫻井くんの「あの質問をいただいたおかげで(自分たちの気持ちをよりくわしく温度をのせて述べることができた)」というコメントで「嵐の好感度さらにアップ」の材料になった感じすらある。

 ところであの「無責任では?」発言だけど、聞いた瞬間すごく、「うわー、なんかよく聞く論理」と思った。原宿あたりに行って、嵐が活動休止するって聞いたら何人か「えー、無責任じゃないですかぁー?」って言いそうだ。「アタシが好きなのにぃーやめるなんてずるいー」みたいな。そういう思考回路の人ってぜったいいる。まあ中学生ぐらいだろうけど。だから記者が会見で堂々と言ったのに驚いたわけだが、ある種の人のニーズは満たしたと思う。そして「嵐すごい」のさらなる箔づけの材料にもなったので、良かったのかもしれない。

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筆者

青木るえか

青木るえか(あおき・るえか) エッセイスト

1962年、東京生まれ東京育ち。エッセイスト。女子美術大学卒業。25歳から2年に1回引っ越しをする人生となる。現在は福岡在住。広島で出会ったホルモン天ぷらに耽溺中。とくに血肝のファン。著書に『定年がやってくる――妻の本音と夫の心得』(ちくま新書)、『主婦でスミマセン』(角川文庫)、『猫の品格』(文春新書)、『OSKを見にいけ!』(青弓社)など。

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