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新型コロナウイルス問題、鈴木道知事・安倍首相はシャーマンになった

失政をとりつくろう素人判断

杉田聡 帯広畜産大学名誉教授(哲学・思想史)

あせりが拙速な対策を生んだ

 にもかかわらず拙速に休校要請を出したのは、知事も首相も以前の失敗を挽回しようと、あせっていたからに違いない。

 首相の場合は明白である。3月9日午後15時現在、感染者は約1200人だが、うち6割近い約700人は、「ダイヤモンド・プリンセス号」の乗客から出ているのである。感染拡大を防ぐための十分な医学的・公衆衛生的な措置のないまま、乗客を船内に隔離するという対応は、稚拙であった。この点について数多くの批判が海外からも出されただけに、首相は失敗を挽回したいとあせったのであろう。

 道知事の場合も、同じあせりが唐突な対応を生んだと

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筆者

杉田聡

杉田聡(すぎた・さとし) 帯広畜産大学名誉教授(哲学・思想史)

1953年生まれ。帯広畜産大学名誉教授(哲学・思想史)。著書に、『福沢諭吉と帝国主義イデオロギー』(花伝社)、『逃げられない性犯罪被害者——無謀な最高裁判決』(編著、青弓社)、『レイプの政治学——レイプ神話と「性=人格原則」』(明石書店)、『AV神話——アダルトビデオをまねてはいけない』(大月書店)、『男権主義的セクシュアリティ——ポルノ・買売春擁護論批判』(青木書店)、『天は人の下に人を造る——「福沢諭吉神話」を超えて』(インパクト出版会)、『カント哲学と現代——疎外・啓蒙・正義・環境・ジェンダー』(行路社)、『「3・11」後の技術と人間——技術的理性への問い』(世界思想社)、『「買い物難民」をなくせ!——消える商店街、孤立する高齢者』(中公新書ラクレ)、など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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