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「龍の鳴き声はテグムの音色のようであろう」

 テグムの最大の特徴であるのは、音色が独特です。

 普通の横笛の音色と加えて、ビリビリという、リードの響きの音色がします。

 横笛にリード? リードと言っても、クラリネットやサックスで使われる咥えるリードではなく、貼るリードで、そのリードを響かせながら奏でるので、すごく神秘的な音色がします。

 昔の王様はこうも言いました。「もしこの世に龍が存在するのなら、龍の鳴き声はテグムの音色のようであろう」と。

 この響くリードの正体は、植物の葦(アシ)の茎の内膜です。このリードがいい音を奏でるんですよ。

 こちらはテグムの音色。キムソンジン先生の演奏です。

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筆者

ミン・ヨンチ

ミン・ヨンチ(閔 栄治) ミュージシャン 韓国伝統音楽家

大阪生まれ。幼少の頃からブラスバンドやドラムを経験し、高校から韓国へ。旧李王朝雅楽部養成所であった国立国楽高等学校に入学、ソウル大学音楽学部国楽科卒。1992年サムルノリ競演大会個人部最優秀賞。1992年国楽室内管弦楽団「スルギドゥン」に入団。1993年スーパー・パーカッション・グループ「PURI」創団メンバー。イ・ムンセ(歌手)のテレビ番組にも出演。現在も韓国伝統音楽とジャンルの違う音楽とのコラボレーションに活動中で、2009年に立ち上げた公演「新韓楽」ではジャズとコラボ―レーションした。日韓両国で数多くの公演。アルバム「HANA」(2015年/ユニバーサルミュージック・ジャパン)をリリース。ライブでは日本全国3万人を動員。国楽管弦楽の作曲にも力を入れ、2014年韓国文化芸術委員会で作曲賞受賞。「大衆に楽しんで聞いてもらえる楽曲作り」を目指す。現在、韓国芸術総合大学、梨花女子大学、秋藝芸術大学講師。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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