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NEWS、関ジャニ∞、KAT-TUN、2000年代以降のジャニーズ

太田省一 社会学者

関ジャニ∞の多面性

 嵐、NEWSと並び、「Jr.黄金期」から生まれたグループと言えるのが、関ジャニ∞である。彼らは、きわめて多面的な魅力を備えたグループだ。

 関ジャニ∞は、関西ジャニーズJr.から2004年にCDデビュー。現在は横山裕、村上信五、丸山隆平、安田章大、大倉忠義の5人だが、当初のメンバーは8人。もちろん全員が関西地方の出身であり、滝沢秀明と並び称された渋谷すばるをはじめ、「Jr.黄金期」をそれぞれに経験したメンバーであった。

USJのイルミネーションの前でポーズをとる関ジャニ∞=2019年11月、大阪市拡大ジャニーズではKinKi Kids以来2組目の関西出身グループの関ジャニ∞=2019年11月、大阪市のUSJ

 デビュー曲は「浪花いろは節」。タイトル通り、ラップが入るなど今風の要素がありつつも演歌テイストの入った楽曲である。美空ひばりの楽曲を一部使用した「お祭り忍者」で1990年にデビューした忍者もいたように、歌謡曲をリスペクトした楽曲づくりはジャニーズのひとつの伝統だが、やはりジャニーズのなかで異色のデビュー曲であることには変わりない。

 一方で、Jr.時代を含めて

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筆者

太田省一

太田省一(おおた・しょういち) 社会学者

1960年、富山県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。テレビ、アイドル、歌謡曲、お笑いなどメディア、ポピュラー文化の諸分野をテーマにしながら、戦後日本社会とメディアの関係に新たな光を当てるべく執筆活動を行っている。著書に『紅白歌合戦と日本人』、『アイドル進化論――南沙織から初音ミク、AKB48まで』(いずれも筑摩書房)、『社会は笑う・増補版――ボケとツッコミの人間関係』、『中居正広という生き方』(いずれも青弓社)。最新刊は『SMAPと平成ニッポン――不安の時代のエンターテインメント 』(光文社新書)、『ジャニーズの正体――エンターテインメントの戦後史』(双葉社)。

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