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小劇場に行列、芝居がオシャレでフツーだった頃

1980年代の「ブーム」を振り返って【上】

横内謙介 劇作家・演出家・劇団扉座主宰

アングラが演劇の価値観を変えた

 このブームに先行するムーブメントとして1960~70年代のアングラ演劇の隆盛がある。

 アングラの旗手、寺山修司、唐十郎、佐藤信らは既成の演劇スタイルに反旗を翻し、ありきたりの劇場を飛び出すことから独自の表現の確立を目指した。それが野外やテント、文字通りのアンダーグラウンド=地下室などの新しい上演空間を次々と生み出し、演劇の可能性を大きく広げていった。

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筆者

横内謙介

横内謙介(よこうち・けんすけ) 劇作家・演出家・劇団扉座主宰

1961年生まれ。早稲田大学在学中の82年に神奈川県内の高校演劇部OBを中心に劇団善人会議(現・扉座)を旗揚げ。劇団活動のほか、『八犬伝』『オグリ』などのスーパー歌舞伎、ミュージカル、大劇場演劇など多彩な戯曲を手掛けている。92年『愚者には見えないラマンチャの王様の裸』で岸田國士戯曲賞、99年『新・三国志』で優れた新作歌舞伎の脚本に贈られる大谷賞を受賞。近作に21年6月歌舞伎座『日蓮』(構成・脚本・演出)など。厚木市文化振興財団の芸術監督も務める。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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