2010年10月22日
▽この記事は2010年10月22日の朝日新聞朝刊2面に掲載されたものです。
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■総長自ら表に出てきた舞台裏は? 続投には賛否の声
朝日新聞などが加盟する司法記者クラブは、事前に総長の会見を要求。だが、21日午前の段階では「現時点では未定」との回答だった。
2人が起訴された同日午後、柳田稔法相が総長を呼び、報道陣が取り囲む中、信頼回復への努力を求める場面が実現。これは、先週から法務省刑事局などが中心になって調整した結果だという。その後に行われた最高検の記者会見には総長の姿があった。
過去には、1993年のゼネコン汚職事件の捜査で、応援に加わった検事が参考人に暴行した事件の際や、2002年の大阪高検公安部長による詐欺・汚職事件の際に、当時の検事総長が記者会見で謝罪したことはあった。法務省幹部によれば、「こうした前例にもならった。いつも最高検で会見している次長検事が監督上の処分を受けたという事情もあった」。
大阪地検検事正と当時の次席検事のほか、前任の検事正までは「確実」。上級庁で当時、
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