ビルドアップ役員に単独インタビュー
2012年07月23日
役員の証言により、今回の偽装工作の詳細な手口が判明する一方、動機や過去の経緯には不自然な点が残る。他の作業員の話と食い違う部分もあり、全容解明にはなお検証が必要だ。
証言によると、役員は昨年11月30日に作業員の一部と鉛カバー12個を製作。同日夜、いわき市内の宿舎で「明日は線量が高いので鉛をつけて入る」と告げた。
役員は翌日、高い線量が予想される現場近くの駐車場に止めた車の中で、自らの防護服の胸の部分をカッターで小さく切り、鉛カバーを差し込んで胸ポケット内のAPDにかぶせ、裂け目を透明のテープでふさいだ。その後、同じ現場を受け持つ4人にも自分にならって装着させた。原発から出る際のチェックで胸のテープに気づかれたら、「破れ
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