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次亜塩素酸水とは何だったのか

きわめてわかりにくく不可解だった国の対応

小波秀雄 京都女子大学名誉教授

学校での次亜塩素酸水噴霧をめぐる文科省の不可解な動き

 教育機関に対する情報の周知についても、国は不可解な動きを見せた。文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課は6月4日に「学校における消毒の方法等について」と題した文書を全国の小中学校と高校に送付した。次亜塩素酸系の消毒剤の使用は慎重に行い、手指消毒や噴霧は行わないことが明記されている。ところが、しばらくしてそのPDF文書は削除されてしまい、URLをクリックしても「お探しのページは見つかりません」と表示されるだけになってしまった(現在ネット上で見られるのは宮城県庁のHPに掲示されているもの)。そして6月16日には別の文書が

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筆者

小波秀雄

小波秀雄(こなみ・ひでお) 京都女子大学名誉教授

1951年生まれ。東北大学理学部大学院修了(理学博士)。専門は物理化学、情報学、統計学。著書に『人間と社会を理解するための統計学』など。