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「オフレコ懇談会」を問い直す~菅首相と官邸記者の「パンケーキ朝食会」を機に

高田昌幸 東京都市大学メディア情報学部教授、ジャーナリスト

「懇談が開かれるかどうかはお答えできない」

 一方、3日のオフレコ懇談の開催前、雑誌やネットメディアなどから記者会に対し、「総理と番記者の懇談が開かれる予定と聞いたが、それは事実かどうか」といった照会が複数寄せられたようだ。

 それに関し、記者会側は大意、次のような判断を下した。この内容は内閣記者会加盟の各社で共有されている。

・外部メディアからの照会に関して幹事社で検討したところ、「取材の過程に関することなので、懇談が開かれるかどうかについてはお答えできません」と回答することにした。
・オフレコである以上、開催されるかどうかの事実も外部に伝えるのは適当でないと判断したため。

 いま、産経新聞記者と朝日新聞社員が元東京高検検事と賭け麻雀を繰り返していたことを契機として、「取材プロセスが適切かどうか」が重要なポイントとして浮上している。にもかかわらず、記者会側の対応はその点を全く考慮していないように映る(『黒川検事長と賭け麻雀をした記者は今からでも記事を書け』『「賭け麻雀」をこれで終わらせていいのか』参照)。

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筆者

高田昌幸

高田昌幸(たかだ・まさゆき) 東京都市大学メディア情報学部教授、ジャーナリスト

1960年生まれ。ジャーナリスト。東京都市大学メディア情報学部教授(ジャーナリズム論/調査報道論)。北海道新聞記者時代の2004年、北海道警察裏金問題の取材班代表として新聞協会賞、菊池寛賞、日本ジャーナリスト会議大賞を受賞。著書・編著に『真実 新聞が警察に跪いた日』『権力VS調査報道』『権力に迫る調査報道』『メディアの罠 権力に加担する新聞・テレビの深層』など。2019年4月より報道倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会の委員を務める。

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