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旭川の「医療崩壊」が映す日本の「危機管理」

旭川市が直面した新型コロナウイルス対応の現状と課題を地元から報告する

古本尚樹 防災・危機管理アドバイザー

 新型コロナウイルスの第3波ともいうべき感染拡大の影響が大きくなっている。私が居住している札幌市や生まれ故郷の旭川市では更に深刻な事態となっている。

 そこで、これらの地域での感染拡大を危機管理の側面から様々に考察したい。地元にいる研究者としての意見を呈したい。

 私は、地域総合防災や新型コロナウイルスを含めた感染症対策、災害を契機とした被災者の健康格差等を中心に研究してきた。北海道では近年、2年前に発生した北海道胆振東部地震を除いて大きな災害はなかった。それは幸いなことだが、今回の新型コロナウイルス感染拡大では、地域医療の課題や災害対応(危機管理)など様々な課題が浮かんだ。

 「災害慣れ」は望ましくないが、関係機関や関係者のスキルと知見向上には、やはり経験が必要だ。その意味で、今回の旭川市等での対応は、明らかに慣れていない、経験不足と言わざるを得ない。

拡大新型コロナウイルスのクラスターが発生した吉田病院=2020年11月16日、北海道旭川市

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筆者

古本尚樹

古本尚樹(ふるもと・なおき) 防災・危機管理アドバイザー

1968年生まれ。札幌市在住。  札幌光星高等学校普通科卒業、北海道大学教育学部教育学科教育計画専攻卒業、北海道大学大学院教育学研究科教育福祉専攻修士課程修了、北海道大学大学院医学研究科社会医学専攻地域家庭医療学講座プライマリ・ケア医学分野(医療システム学)博士課程修了 博士【医学】、東京大学大学院医学系研究科外科学専攻救急医学分野医学博士課程中退(以上、学歴)  浜松医科大学医学部医学科地域医療学講座特任助教、東京大学医学部附属病院救急部特任研究員、公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター研究部主任研究員、熊本大学大学院自然科学研究科附属減災型社会システム実践研究教育センター特任准教授、公益財団法人地震予知総合研究振興会東濃地震科学研究所主任研究員を経て、現在は防災・危機管理アドバイザー。専門分野は新型コロナウィルス対策(特に住民・自治体・企業対策、また企業の従業員健康や雇用への対策、企業業務継続計画[BCP]、経済との関係等)、企業危機管理、災害医療、自然災害における防災対策・被災者の健康問題等。銀行や自治体等の人材育成にも携わっている。西日本放送(香川県)と信越放送(長野県)でラジオコメンテイター。ホームページはhttps://naokino.jimdofree.com/

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