メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

RSS

節電を楽しむのも悪くない

鈴木崇弘

鈴木崇弘 城西国際大学客員教授(政治学)

 梅雨の合間、猛烈に暑い日が続いている。今年は、震災による原発の影響で、真夏の電力不足が懸念されているわけだが、家庭、職場や公共の場での消灯や節電、企業等による生産や活動の修正や変更で、大震災以降、計画停電は別として、電力需給の問題から生じる停電は起きてきていない。これは、震災という問題自体もあるが、日本国民のまじめさや意識の高さの発露でもあろう。

 また、筆者自身もそうであるが、日本国民の多くが、「いままで何であんなに無駄に電気を使っていたのか」、「あんなに使わずとも、日本社会は問題ない、困ることもない」と思い、感じたのではないだろうか。そうなのだ。これまでの私たち日本人のライフスタイルが実は間違っていたんじゃないか、この数カ月は、そんなことを私たちに感じされてくれる、実は有意義な時間だったのではないだろうか?

 最近、デパートやさまざまなショップにいくと、いかに普段の生活をできれだけ涼しく、電力をつかわないでできるだけ快適に、日中や夜間も、屋内でも屋外でも過ごしたり、活動できるための多くのグッズが販売されはじめている。省エネで停電にも対応できる家電製品、涼しさを提供できる寝具や服装、ポータブルな扇風機や冷却グッズ、長時間冷たい飲み物を提供できるグッズ、冷却のためのスプレーやペーパータオルなどの化粧用品などなど、数え上げたら数限りない。「へーっ、こんなものもあるんだ」という感じ。見るだけでも、楽しめ、涼しさを想像できる。

 さまざまにアイデアをひねり出し考えれば、 ・・・ログインして読む
(残り:約1249文字/本文:約1889文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

鈴木崇弘

鈴木崇弘(すずき・たかひろ) 城西国際大学客員教授(政治学)

城西国際大学大学院国際アドミニストレーション研究科客員教授。1954年生まれ。東京大学法学部卒。マラヤ大学、イースト・ウエスト・センターやハワイ大学大学院等に留学。東京財団の設立に関わり、同財団研究事業部長、大阪大学特任教授、自民党の政策研究機関「シンクタンク2005・日本」の設立に関わり、同機関理事・事務局長などを経て現職。中央大学大学院公共政策研究科客員教授。著書に『日本に「民主主義」を起業する――自伝的シンクタンク論』『シチズン・リテラシー』『僕らの社会のつくり方――10代から見る憲法』など。

鈴木崇弘の記事

もっと見る