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クロアチア航空に乗ってドゥブロヴニク拡大クロアチアのドゥブロヴニク=撮影・筆者

1月1日(火) こんな真夜中に出発する便に乗ったのは久しぶりのことだ。午前0時55分発の便でとりあえずフランクフルトへ。そこで乗り換えてクロアチアへと入る。機内はすぐに暗くなって皆、睡眠モード。7時間も眠った。

 その後、映画をみてみる。2010年の古いドキュメンタリー映画だが、『ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー』。とても刺激的な作品だった。5月革命当時のフランスでの2人のアクティヴィズム(社会運動に価値を置く生き方)を再認識。こんな時代が確実にあったのだ。ゴダールとトリュフォーの決別を記す手紙が生々しい。とりわけトリュフォーのゴダールに対する最後通牒は深い。

 ニューヨークタイムズ紙にカルロス・ゴーンの娘たちへのインタビュー記事が掲載されていた。勾留中のゴーンの体重が20ポンドくらい(約9キロ)減ったという内容や、父の逮捕は、日産・ルノーの統合阻止という日産側の描いた大きなプロット=筋書きに沿った動きだという、娘の発言からは、いろいろなことを想像させられる。

 フランクフルトに現地時間の午前5時着。5時間待ちの末にクロアチア航空に乗ってドゥブロヴニクへすんなりと行くはずだった。ところが、クロアチア航空が、突然、ザグレブ経由でドゥブロヴニクへ向かうと経路変更したうえ、出発時間が遅延、さらにザグレブで2時間以上待たされる羽目に。何じゃこれは。まいった。

 ようやく飛び立った機上からのドゥブロヴニクの町は、アドリア海の真珠と言われる場所だけあって、美しい! 頼んでおいたタクシーのドライバーのマリオは、運転しながらチトー(旧ユーゴスラビア大統領)を絶賛していた。さすがにクロアチアは遠いや。町自体は中世のヨーロッパの石畳と坂と教会と城壁からなる美しいたたずまいの場所。レストランの夕食でシーフード。午後9時から野外コンサートをやっていたが、僕は眠くなってバタン。遠くからリズム楽器のきついポップミュージックの音が聴こえてきた。

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筆者

金平茂紀

金平茂紀(かねひら・しげのり) TBS報道局記者、キャスター、ディレクター

TBS報道局記者・キャスター・ディレクター。1953年、北海道生まれ。東京大学文学部卒。1977年、TBSに入社、報道局社会部記者を経て、モスクワ支局長、「筑紫哲也NEWS23」担当デスク、ワシントン支局長、報道局長、アメリカ総局長、コロンビア大学客員研究員などを経て、2010年より「報道特集」キャスター。2004年、ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に『沖縄ワジワジー通信』(七つ森書館)、『ロシアより愛を込めて――モスクワ特派員滞在日誌 1991-1994』(筑摩書房)、『二十三時的――NEWS23 diary 2000-2002』(スイッチ・パブリッシング)など。共著に『テレビはなぜおかしくなったのか<原発・慰安婦・生活保護・尖閣問題〉報道をめぐって>』(高文研)、『内心、「日本は戦争をしたらいい」と思っているあなたへ』(角川書店)など多数。

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