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日本、EV(電気自動車)開発で勝っても、使い方で負ける?

竹内敬二

竹内敬二 エネルギー戦略研究所シニアフェロー

米国の環境保護局(EPA)は走行時に使う電力33・7キロワット時を1ガロン(3・785リットル)のガソリンとして計算している。最近、日産のEV「リーフ」を「33・7キロワット時で99マイル走る」と認定した。夜間電気で充電するとすれば8円×33・7=270円で99マイル(160キロ)走る計算になる。1キロあたり1・7円である。ちなみに1リットルのガソリン(140円)で20キロ走るガソリン車は1キロあたり7円、1リットルで30キロ走るハイブリッド車は4・5円である。粗い計算だが、少々充電コストが高くなってもEVは有利だ。 
拡大EVのバッテリー交換所。東京都内で。ベタープレイス社提供

 EVの時代は近いし、開発競争でも日本はリードしているだろう。しかし、「EV時代のビジネス」で日本が勝つかどうかはまた別だ。 ・・・ログインして読む
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筆者

竹内敬二

竹内敬二(たけうち・けいじ) エネルギー戦略研究所シニアフェロー

エネルギー戦略研究所(株)シニアフェロー。元朝日新聞編集委員。科学部記者、ロンドン特派員、論説委員などを務め、環境・原子力・自然エネルギー政策、電力制度などを担当してきた。温暖化の国際交渉、チェルノブイリ原発事故、3・11などを継続的に取材。著書は、電力業界が日本社会を支配するような社会産業構造がなぜ生まれたのか、なぜ福島事故がおきたのかを描いた『電力の社会史 何が東京電力を生んだのか』(朝日選書、2013年)。

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