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惑星いろいろ、地球もいろいろ

須藤靖

須藤靖 東京大学教授(宇宙物理学)

2011年2月1日、アメリカの太陽系外惑星探査専用衛星ケプラーが、数多くの新しい惑星候補天体を発見したというニュースが世界中をかけめぐった。今回はそれを受けて、現代の天文学が開拓しつつある「新世界」の姿を紹介してみたい。

 我々の太陽系以外に惑星はあるのだろうか? これは、宇宙観さらには世界観にかかわる基本的な疑問である。にもかかわらず、今からわずか16年前まで、その答えは謎のままだった。しかし、1995年の驚くべき発見によって新たな天文学が始まった。この年初めて発見された太陽系外惑星第一号は、なんと中心星の周りをわずか4.2日で一周する木星型ガス惑星だったのだ(太陽系の木星の公転周期は約12年である)。

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筆者

須藤靖

須藤靖(すとう・やすし) 東京大学教授(宇宙物理学)

東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授。1958年高知県安芸市生まれ。主な研究分野は観測的宇宙論と太陽系外惑星。著書に、『人生一般二相対論』(東京大学出版会)、『一般相対論入門』(日本評論社)、『この空のかなた』(亜紀書房)、『情けは宇宙のためならず』(毎日新聞社)、『不自然な宇宙』(講談社ブルーバックス)などがある。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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