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「日本はどうやって原発を選んだのか」との問いに立ち尽くした

中村多美子

中村多美子 弁護士(家族法、「科学と法」)

3月17日、以前から計画していた海外調査のため、成田から欧州に向かった。成田空港は、出国しようとする外国人であふれ、床に敷物を敷いて搭乗を待つ人々が大勢いた。搭乗予定だった航空機(日本の航空会社ではない)は、予定のフライトがキャンセルされ、代わりに政府手配による救援機として取り扱われていた。そのため欧州ではなく、予定外にアジアの某国で降ろされた。日本人の姿のほとんどなかった機内の雰囲気は、とにかく「日本」から脱出できてほっとした、というところだった。

 日本を出ると、震災の情報は外国語でしか入ってこなくなった。

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筆者

中村多美子

中村多美子(なかむら・たみこ) 弁護士(家族法、「科学と法」)

弁護士(大分県弁護士会)。1989年京都大学農学部入学、翌年法学部に転入学。95年司法試験合格。京都大学博士(法学)。関心領域は、家族法や子どもの権利、そして「科学と法」。09年度から始まった科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センターの「不確実な科学的状況での法的意思決定」プロジェクト代表を務めた。日弁連家事法制委員会委員、大分県土地収用委員会会長、原 子力発電環境整備機構評議員。【2017年3月WEBRONZA退任】

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