広井良典
2011年05月07日
中学校の数は約1万なのでこれは大変な数で、私はこの数字を最初に知ったときにずいぶん驚いたのだが、考えてみれば、神社やお寺は、古い時代において、まぎれもなく「コミュニティの中心(ないし拠点)」として存在していた。それは単に「宗教施設」であることを超えて、たとえば、その周辺で「市」が開かれて商業が営まれるという経済機能、「寺子屋」などのような教育機能、そして「祭り」に象徴されるようなコミュニティの祝祭的連帯の確認などの機能なども果たしてきたのである。
有料会員の方はログインページに進み、朝日新聞デジタルのIDとパスワードでログインしてください
一部の記事は有料会員以外の方もログインせずに全文を閲覧できます。
ご利用方法はアーカイブトップでご確認ください
朝日新聞デジタルの言論サイトRe:Ron(リロン)もご覧ください