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災害科学の祖・寺田寅彦からの宿題

伊藤智義

伊藤智義 千葉大学大学院工学研究院教授

紀伊半島において、土砂ダムの水位が上昇し、危険な状態が続いている。平成に入って最悪の風水害をもたらした台風12号は、各地で土砂崩れを引き起こし、その一部は川の水をせき止めて天然ダムを生じさせた。引き続いて上陸した台風15号の大雨によって、土砂ダムは満水に達し、決壊するおそれが出ている。

 台風12号が西日本に上陸した今月上旬、私は学生とともに山中湖でゼミ合宿を行っていた。 ・・・ログインして読む
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筆者

伊藤智義

伊藤智義(いとう・ともよし) 千葉大学大学院工学研究院教授

1962年生。東京大学教養学部基礎科学科第一卒、同大学院博士課程中退。大学院生時代に天文学専用スーパーコンピューター「GRAPE」の開発にかかわり、完成の原動力となる。現在は「究極の3次元テレビ」をめざし研究中。著書に、集英社ヤングジャンプ「栄光なき天才たち」(原作)、秋田書店少年チャンピオン「永遠の一手」(原作)、集英社新書「スーパーコンピューターを20万円で創る」など

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