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 1905年、アインシュタインは特殊相対性理論の第1論文「運動物体の電気力学」で、いわゆる「光速度不変の原理」を導入し、そこから「実現できる物体の速度は光速度を超えられない」という結論を示した。その106年後の今年9月23日、日本の科学者も参加する欧州のニュートリノ実験グループによるOPERA実験で「ニュートリノの速度が光速度をほんのわずか(0.0025%)上回っている」という結果が出たと発表され、物理学者だけでなく、一般科学者、メディア関係者、SF愛好者にいたるまで幅広い人々を興奮させた。アインシュタインをはじめとする「科学の権威」といわれるものも確実ではなく、いつかひっくり返るものなのか? それとも、「実験のどこかに危うい所が……」と疑うのが正しいのか? その虚々実々を探る。
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筆者

内村直之

内村直之(うちむら・なおゆき) 科学ジャーナリスト、北海道大学客員教授

科学ジャーナリスト、北海道大学客員教授。東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程満期退学。1981年、朝日新聞入社。福井、浦和支局を経て、科学部、西部本社社会部、科学朝日、朝日パソコン、メディカル朝日などで科学記者、編集者として勤務し、2012年4月からフリーランス。興味は、基礎科学全般、特に進化生物学、人類進化、分子生物学、素粒子物理、物性物理、数学などの最先端と科学研究発展の歴史に興味を持つ。著書に『われら以外の人類』(朝日選書)など。【2015年10月WEBRONZA退任】

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