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安全・安心をどう確保? 放射能基準がない“みどりの素材”

米山正寛 ナチュラリスト

どんぐり、まつぼっくり、落ち葉、小枝……。こうした“みどりの素材”は、身近な公園や森を歩けば手軽に拾える。少し集めたら、それを飾ったり、ちょっとした小物を作ったり、いろんなクラフト体験の材料としても使うことができる。

 秋も深まり、子どもたちが通う幼稚園や保育園、小学校などにおいて、遊びや授業の中で、こうした素材を使う機会が増える頃だ。各地にある自然の家、県民の森といった自然体験型の施設でも、秋の森で木の実を探したり木工教室でおもちゃを作ったりするプログラムが、盛んに開催されている。

 けれども、2年半前の福島第一原子力発電所の事故以降、福島県内では、“みどりの素材”を集め、そして使うことが難しくなった。広範囲に降った放射性物質の影響で、公園や森の“みどりの素材”が汚染されてしまい、子どもたちが身近な自然にふれる際に、安全・安心をきちんと保証できない状態のままなのだ。

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筆者

米山正寛

米山正寛(よねやま・まさひろ) ナチュラリスト

自然史科学や農林水産技術などへ関心を寄せるナチュラリスト(修行中)。朝日新聞社で科学記者として取材と執筆に当たったほか、「科学朝日」や「サイアス」の編集部員、公益財団法人森林文化協会「グリーン・パワー」編集長などを務めて2022年春に退社。東北地方に生活の拠点を構えながら、自然との語らいを続けていく。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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