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戦争が変えた日本の馬

大型化を求められ、中小型の在来馬は次々と消えていった

米山正寛 朝日新聞記者(科学医療部)

放牧地の草をはむ御崎馬拡大放牧地の草をはむ御崎馬
 大陸から日本に馬がもたらされたのは、古墳時代(4~5世紀)だったとされる。それ以来、1500年以上も各地で飼育され、日本独自の在来馬の姿が成立していった。ところが、そうした長い年月をかけて育まれた日本在来馬も、現在では1776頭(2012年の統計)と少なくなっている。国内に暮らす馬は現在約8万頭を数えるが、そのうち在来馬はわずか2%ほどしかいないのが現状だ。午年(うまどし)だった今年、そうした在来馬のことを知りたくて、編集に携わっている森林文化協会の雑誌『グリーン・パワー』で、上野動物園前園長の小宮輝之さんに1年間「日本の歴史を創ってきた馬たち」という連載を書いてもらった。そこで初めて認識させられたのは、明治以降の戦争が日本の馬の姿を変えてしまったという事実だった。 ・・・ログインして読む
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筆者

米山正寛

米山正寛(よねやま・まさひろ) 朝日新聞記者(科学医療部)

朝日新聞科学医療部記者。「科学朝日」や「サイアス」の編集部員、公益財団法人森林文化協会事務局長補佐兼「グリーン・パワー」編集長などを務め、2018年4月から再び朝日新聞の科学記者に。ナチュラリストを夢見ながら、とくに自然史科学と農林水産技術に関心を寄せて取材活動を続けている。

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