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協力者を置き去りにしてアフガニスタンを去った米国

「怪物」を育てたあげく無理に介入した米国と追従した日本

山井教雄 漫画家

100年前の恩義を忘れなかったトルコ

 トルコ大使によると、1890年、明治政府を表敬訪問したトルコ軍艦(当時はオスマン帝国)エルトゥールル号がその帰路、和歌山県串本沖で台風に遭遇、座礁して沈没。串本住人が総出で必死に救出作業をして、約600人の乗り組み兵のうち69人を救護しました。

 翌年、明治天皇は2隻の軍艦を仕立てて生存者を丁重にトルコに送り返したのです。日本からは義援金も送られました。この事件への感謝を、トルコ政府も、トルコ国民も忘れていなかったのです。危険な飛行をしてくれたクルーもトルコ人の志願者だったのです。100年以上前の善行への恩返しが「蜘蛛の糸」となる。これが外交というものだと思います。

講談社現代新書『まんが世界史』(2009年)から拡大講談社現代新書『まんが世界史』(2009年)から
 米軍のアフガニスタン撤退劇を見て、
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筆者

山井教雄

山井教雄(やまのい・のりお) 漫画家

1947年東京生まれ。東京外語大スペイン語科卒業。91年漫画集「ブーイング」で文春漫画賞を受賞。93~96年に朝日新聞夕刊で「サミット学園」を連載。報道や表現の自由のために闘う漫画家の国際ネットワーク「Cartooning for Peace(平和のための風刺漫画)」のメンバーとしても活動している。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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