有機農業の市場はアジアでも拡大している。日本は遅れを取るのか
2021年10月28日
輸出入品であっても、整合性があり、基準を満たしていれば認められることもある。従って有機と謳(うた)っている産品が国産とは限らない。例えば、大豆を使った食品や飲料などの有機産品の原材料をみると、必ずしも国産ではないこともある。既にグローバルなサプライチェーンに関係していることに気づかされる。
日本は、欧州とは所得補償などで異なるアプローチを取るものの、規模、環境面での配慮、域内(日本の場合は国内)産品の抱える事情は、米国、豪州、南米の国々との比較よりは意義があり、実際に欧州の分析は活発に行われてきた。
欧州との比較が盛んになりがちなのは、環境条約における米国の姿勢が関係している。
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