倉沢鉄也
2010年07月06日
したがって、メディアを通しての評価の対象である、チームとしての勝敗の責任は、確かにすべて岡田監督にある。代表監督の評価が結果のみで決まることは至極当然であり、そのことを熟知している岡田監督の口が、勝っても負けても重たいこと、話しても何も好転しないことを、メディアもファンも、勝っているときこそ正しく理解したほうがよい。最終的に求める結果はワールドカップの戦績だとわかっているならば、その過程について非難することは、岡田ジャパンを後押しする力としてほとんど意味を持たないこと、それまでの事柄を一喜一憂して短気にならないことこそが、サッカー担当記者も含めたサッカーファンの最も親身な応援の姿ではないかと思われる。
有料会員の方はログインページに進み、朝日新聞デジタルのIDとパスワードでログインしてください
一部の記事は有料会員以外の方もログインせずに全文を閲覧できます。
ご利用方法はアーカイブトップでご確認ください
朝日新聞デジタルの言論サイトRe:Ron(リロン)もご覧ください