NEWS の検索結果

［53］民進党が終わった日

9月26日(火)　局での定例会議のあと、神保町へ。「週刊金曜日」編集部で、東京新聞・望月衣塑子記者と対談。官房長官記者会見での彼女の記者活動 … ［続きを読む］

「安倍１強」への“気づかい”支配にほころび

テレビの2017総選挙報道、討論番組は活発化、欲しい大胆な争点の提起

テレビの選挙報道はドラマチック！　バラエティー番組まで取り上げる　私はテレビ報道の最前線の仕事から大学教員への身を転じた人間である。このため … ［続きを読む］

ノーベル文学賞の幸福と不幸

カズオ・イシグロが与えてくれる至高の読書体験をかみしめる

　ノーベル文学賞に選ばれ、ロンドンの自宅から出てきたカズオ・イシグロ（62）の姿を、10月５日深夜のＴＶニュースが映していた。黒いシャツと黒 … ［続きを読む］

広がるクビアカツヤカミキリの被害

サクラやウメ、モモを枯らす外来昆虫に監視の目を

　サクラの幹の中から這い出ようとしているカミキリムシを、ある夏の日に見つけた。黒い頭部に続いて、首元の赤い色が目に飛び込んできた。外来昆虫の … ［続きを読む］

フェイクニュースへの法規制は劇薬か

根絶されるべき問題だが、立法議論の先行は現実的ではない

1.「フェイクニュース」概念の整理　フェイクニュースが問題視されている。「フェイクニュース」の確立した定義は存在しないが、ひとまずは、SNS … ［続きを読む］

還暦を迎えた宇宙時代と「地球まるごと」の科学

米国を震わせた「スプートニク・ショック」から60年の歩みとこれから

　10月4日は人類初の人工衛星スプートニクが打ち上がった日だ。1957年のことである。それは奇しくも南北両半球まとめて地球を総合的に観測すべ … ［続きを読む］

［52］もりかけ出前出演と人寄せパンダ

9月19日(火)　午前中、局で定例会議。解散・総選挙をめぐっての特集とすべきと力説する。この大義なき解散は、いくら何でもひどすぎる。だが、関 … ［続きを読む］

「2割の自治体で書店消滅」への対応を考える

本を“浴びる”状況をつくらないと購買に結びつかない

　出版取次大手によると、香川県を除く全国46都道府県、420の自治体・行政区で、すでに書店が1店舗もないという。「無書店自治体」は全自治体約 … ［続きを読む］

プロ野球選手に独占禁止法は適用されるか

事業者でありながら労働者。曖昧な「プロ人材」の立場を再検討へ

巨人・山口俊投手への「優越的地位の濫用」　8月28日、日本プロ野球選手会が読売ジャイアンツ球団(読売巨人軍)に対して申し入れをおこなった。病 … ［続きを読む］

「小商い」で元気づく出版社、書店、雑誌

活字不況といわれるなか、規模を求めず個性でファンをつかむ

　書店が減るなか、小規模でも特色のある本を売り出す「小商い」で、活路を見いだそうとする人たちがいる。小さな書店、1人で切り盛りする出版社―― … ［続きを読む］

唐突な総選挙で問われること

森友・加計学園問題、憲法改正。首相が隠したい「大事な部分」こそが争点だ

「アキラ100％」ならぬ「アベ100％」　全裸で登場し、お盆で大事な局部だけを隠して踊ったりする「アキラ100％」という芸人がいる。カメラに … ［続きを読む］

安倍政権に米の輸出ができるのか？

歴史上の人物である西原亀三の〝優良品廉価主義〟に学んではどうか

明治の中ごろまで、米はヨーロッパなどに輸出されていた　米の輸出拡大が安倍政権の中で取り上げられるようになった。産地形成と積極的な海外市場開拓 … ［続きを読む］

政治権力とどう向き合うか

監視か提言か、その役割は

　今年5月、読売新聞が報じた安倍首相の憲法インタビューや前文科事務次官の「出会い系バー通い」をきっかけに、政治権力とメディア、ジャーナリズム … ［続きを読む］

[51]♪ いい事ばかりはありゃしない

9月12日(火)　局で定例会議。組織である以上、スタッフの異動がある。胃液が逆流するような思いに見舞われる。けれども皆、大人の対応をとるのだ … ［続きを読む］

メディアは政権の支配を脱したか

萎縮・忖度からあるべき姿へ

 　「この（獣医学部をめぐる）一件を通じ全く別の問題として認識を新たにしたのは、国家権力とメディアとの関係です。（中略）私に最初に … ［続きを読む］

権力への迎合はメディアの堕落でしょう

健全な批判精神がジャーナリズムの命だ

　前文部科学事務次官の前川喜平さんが本誌の取材に応じました。前川さんは「出会い系バー」報道をきっかけに、国家権力とメディアの関係を憂い、「二 … ［続きを読む］

桐生の9秒98、今後どこまで世界に肉薄できるか

19年前と同じ9秒99で止まった速報値が示したわずか10センチの、大きな前進

  桐生祥秀（21＝東洋大）の頭にも一瞬、「その数字」がよぎったのだという。9日、来年国体を開催する福井市で行われた日本学生対校選 … ［続きを読む］

「ヒト受精卵にゲノム編集」で何が起きたのか

「病気の原因遺伝子を修復」という主張に対し、「削除しただけ」という反論

　オレゴン健康大学の生物学者ショウクラット・ミタリポフら国際研究チームが、ヒトの受精卵でゲノム編集実験を行った結果を今年8月2日に科学誌『ネ … ［続きを読む］

［50］ガツンと殴られたような衝撃

9月5日(火)　何だか何もかもどうでもいいような気分に陥る。局で定例会議のあとにひたすら雑件処理。ネタの打ち合わせ。なぜか大人数。その後ふた … ［続きを読む］

小田急線沿線火災と車両への延焼、ここが疑問

乗務員より先に消防が運輸司令所に連絡したのは想定外？

　2017年9月10日16時頃に小田急線(小田急電鉄小田原線)参宮橋―代々木八幡間で発生した沿線火災は、踏切付近で急停車した各駅停車新宿行き … ［続きを読む］

言葉で人に勇気を与える仕事

慶応大学生が考えるジャーナリスト像　「メディア同士の意見のぶつかり合いも見たい」

◆新企画　慶応大学　VS.　朝日新聞WEBRONZA　朝日新聞WEBRONZAは慶応義塾大学とコラボし、ジャーナリズムが直面している様々な問 … ［続きを読む］

北朝鮮危機と日米同盟の逆説・ジレンマの克服

主体的な外交ビジョンによる多角的対話チャンネルの構築

北朝鮮危機と同盟の逆説・ジレンマ1.静かな国内議論と日本核武装論の関連　北朝鮮がICBM(大陸間弾道弾)の打ち上げと水爆実験に成功し、核弾頭 … ［続きを読む］

北朝鮮問題は勇ましくなる前に冷静に考えよう

緊張緩和に向けて、対話による平和的解決を米国に強く働きかけるのが日本の役割だ

まるで開戦前夜のように　8月末、北海道の頭越しに新型ミサイルを飛ばしたのに続き、9月3日に6回目の核実験を強行した北朝鮮。「レッドライン」と … ［続きを読む］

北朝鮮の核の脅威への対応で肝心なこと

６回目の核実験強行は「核抑止力」の無力を示すことに気づこう

　北朝鮮（朝鮮民主主義人民共和国）は2017年9月3日に6回目の核実験を行い、「大陸間弾道ミサイル（ICBM）搭載のための水爆実験に完全成功 … ［続きを読む］

［49］われ怒りて視る、何の惨虐ぞ

8月29日(火)　二日酔い気味のなかを局へ急ぐ。東北新幹線に50分の遅れが出ているという。東京駅で今朝方の北朝鮮による弾道ミサイル発射でその … ［続きを読む］

グリーンランド山火事、予防を目指せば自然破壊

永久凍土内の泥炭が融解して燃える「温暖化防止と保護のジレンマ」

　グリーンランド観測史上で最大の山火事が話題になっている。これは７月末に発生し、３週間燃え続け、雨でようやく鎮火した。　場所が場所だけに、グ … ［続きを読む］

「抵抗の手引書」でトランプ政権に対抗

ダイナミックなアメリカの市民運動がさらに活発に

トランプ政権にとって大打撃の法案否決　米国バージニア州での白人至上主義者グループとその反対派との間の衝突、北朝鮮ミサイル発射問題、そしてテキ … ［続きを読む］

トニー賞作品賞『ディア・エヴァン・ハンセン』評

現代を鋭利に切り取る新しい手法の魅力

　社会適応障害を抱える男子高校生が、SNSを通じて有名人になってしまう――。今年のトニー賞作品賞を受けた『ディア・エヴァン・ハンセン』は、オ … ［続きを読む］

［46］木綿のハンカチーフ／恋のハレルヤ

モスルへ――最も過酷で無残な風景8月8日(火)　朝3時起床。ホテルを6時半に出る。時差ボケどころではない。今日は非常に大事な取材の日だ。どう … ［続きを読む］

被害者の欅坂46に暴力被害曲！秋元康氏の危うさ

繰り返される「炎上」、五輪起用はそろそろレッドカードでは？

　アイドルグループ『欅坂46』の新曲「月曜日の朝、スカートを切られた」が、ネット上で炎上しています。この曲には以下のような歌詞が含まれており … ［続きを読む］