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文化・エンタメ 三省堂書店×WEBRONZA 神保町の匠
ホロコーストから生きのびる 書名と表紙のつくりにひかれて手に取ってみた本だったが、一気に読めた。本当にノンフィクションなのか疑わしいほど … [続きを読む]
松本裕喜 2018年03月08日
落選、落選、また落選 これは第15回開高健ノンフィクション賞受賞作である。新聞やテレビなどのマスメディアからは、徹底的に「黙殺」された候 … [続きを読む]
中嶋 廣 2018年02月28日
星野マジックが炸裂する小説集 “短篇集”ではなく“小説集”と見出しに書いた。 というの … [続きを読む]
大槻慎二 2018年02月28日
吾輩は本である? 本自身が語る波乱の生涯 わたしが出版社に就職したのが1996年。その年をピークに、書籍の売りあげは下降の一途をたどって … [続きを読む]
渡部朝香 2018年02月22日
言葉の端々に宿る思いにふれる これほどまでに情報のデータ化が進み、整理された時代にあって、「戦後の出版文化史に痕跡を残していない幻の雑誌 … [続きを読む]
堀 由紀子 2018年02月22日
なぜアメリカは世界最強の国家になろうとしたのか 日本近現代史研究の泰斗であるジョン・ダワ―の『容赦なき戦争――太平洋戦争における人種差別 … [続きを読む]
駒井 稔 2018年02月15日
「政党批判」と「天皇シンボル」の存在 ポピュリズムの主要な内実は、日本語で言えば、劇場型大衆動員政治である。その意味で、ポピュリズムは何 … [続きを読む]
奥 武則 2018年02月15日
孕んだラブドールが挑発的にあぶりだしたもの <妊婦>アートという耳慣れない言葉と、まさにそれを象徴するような、カ … [続きを読む]
野上 暁 2018年02月08日
1970年代におきた経済の地殻変動 20世紀後半の経済史は「世界の多くの地域で異常なほどの好景気が見られた」戦後期と、「繁栄のぬくもりが冷た … [続きを読む]
木村剛久 2018年02月08日
紙屑の可能性、在野であることの自由 『貧しい出版者』というタイトルを書店で目にして、その前を素通りすることができなかった。 … [続きを読む]
西 浩孝 2018年02月05日
「世紀の凡戦」は「世紀の傑作」だった モハメド・アリとアントニオ猪木。ボクシング界を超えて20世紀を代表する世界的スーパースターと、日本を代 … [続きを読む]
高橋伸児 2018年02月05日
文化・エンタメ
圧倒的な成功の理由を探る、圧倒的すぎる取材 海外メディアから記事を翻訳して紹介する、というメディアで働かせていただき数年になります。 その仕 … [続きを読む]
井上威朗 2018年01月24日
19世紀アメリカを舞台とした大人向けの名作 19世紀のミシシッピ川の水先案内人は、座礁しないよう、安全な水深の運行ルートに蒸気船を誘導し … [続きを読む]
上原昌弘 2018年01月19日
痛快無比の伝記、ここにあり タイトルにあるとおり、なるほど表紙に描かれた肖像では、やたら鼻が目につく。いろいろな意味で強そうな男だ。何 … [続きを読む]
小林章夫 2018年01月19日
男性・父親こそ必読の「母娘問題」 母娘問題が諸々のメディアで取り沙汰されるようになってしばらく経つ。完璧すぎて重い母、「愛情」という名の … [続きを読む]
佐藤美奈子 2018年01月11日
動物と我々の「貧しさ」をめぐる冒険 興奮が冷めやらない。「ハイデガー」という字面だけで怖気をふるう人も多いだろう(私もそう)。しかし、その … [続きを読む]
松澤 隆 2018年01月11日
中嶋 廣(編集者)●高橋順子『夫・車谷長吉』(文藝春秋) 3年前に脳出血を患って以来、リハビリを兼ねて気に入った本は朗読してきた。これは特に … [続きを読む]
神保町の匠 2017年12月29日
今野哲男(編集者・ライター)●加藤典洋『敗者の想像力』(集英社新書) 白井聡『永続敗戦論――戦後日本の核心』(現・講談社+α文庫 … [続きを読む]
神保町の匠 2017年12月28日
奥 武則(ジャーナリズム史研究者)●山本淳子『枕草子のたくらみ――「春はあけぼの」に秘められた思い』(朝日新聞出版) 著者によれば、「枕草子 … [続きを読む]
神保町の匠 2017年12月20日
木村剛久(著述家・翻訳家) ことしも近縁の人を多く見送った。幽明のさかいがあいまいになりつつある。追想と残余。もう若いころのようなあせりはな … [続きを読む]
神保町の匠 2017年12月19日
松澤 隆(編集者) ●國分功一郎『中動態の世界――意志と責任の考古学』(医学書院) もし一冊なら本書。能動と受動、自明なはずの認識が心地よく … [続きを読む]
神保町の匠 2017年12月13日
*書評「神保町の匠」の評者による、2017年の「わがベスト3」を紹介します(計6回シリーズ)。小林章夫(帝京大学教授)●筒井清忠編『昭和史講 … [続きを読む]
神保町の匠 2017年12月12日
優生思想を殲滅・無化する「からだ」の表現を追う 「劇団態変」は、3歳で「ポリオ」(=「急性灰白髄炎」、または「脊髄性小児麻痺」)を患い、 … [続きを読む]
今野哲男 2017年12月06日
われわれはどこから来たのか 角書の「核DNA解析でたどる」の言葉にひるむところはあったが、200ページ強の本なので挑戦してみた。 19 … [続きを読む]
松本裕喜 2017年12月06日
日本の負の縮図 これは労作である。著者の大鹿靖明は朝日新聞の記者で、前著『メルトダウン――ドキュメント福島第一原発事故』(講談社文庫)は … [続きを読む]
中嶋 廣 2017年11月30日
中国の“いま”を知る意味 いちばん直近で北京を訪れたのは2005年のことで、もう12年も前になる。当時は小泉元首 … [続きを読む]
大槻慎二 2017年11月30日
感情は、ここにある。お金や国は、どこにある? 編集の仕事をしながら、いつもどこかで「うしろめたさ」を感じている。出版の原点は、誰かの言葉を多 … [続きを読む]
渡部朝香 2017年11月27日
アベノミクスが実感できない理由がわかった 思い切って打ち明けるが、経済の話題が苦手だ。会話のなかに「金融緩和」とか「短観」とか「名目GDP」 … [続きを読む]
堀 由紀子 2017年11月27日
背後の政治力学を明らかに 「当たり前」と思っていたことが、深く掘り下げられる。結果、どうやら「当たり前」でないらしいことが分かる――こう … [続きを読む]
奥 武則 2017年11月20日
妻が語る井筒俊彦の知られざる素顔 冒頭に掲げられた井筒俊彦と夫人である豊子の写真は、穏やかに齢を重ねた夫婦を撮った平凡な1枚のように見え … [続きを読む]
駒井 稔 2017年11月20日
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