通常国会 の検索結果

骨抜きになった労働基準法改正案

厚労省に足を引っ張られる安倍首相　「消えた年金」再来

　長時間労働を抑制する環境を整備することなどを柱とする政府の「働き方改革」に暗雲が立ち込めている。今通常国会の衆院予算委員会で厚生労働省が作 … ［続きを読む］

有期雇用契約「無期転換ルール」、労働条件は同一か「別段の定め」

有期雇用契約の「無期転換ルール」西村あさひ法律事務所弁護士　阿部次郎1. 総論　近時、「働き方改革」という言葉がメディア等において頻繁に使用 … ［続きを読む］

立憲結党でみえた理念追求の機運

政策体系構築につなげ野党再建を

　2017年10月の衆議院総選挙を野党の側からとらえ返し、野党の現状と政権を取るために乗り越えなければならない課題を考えてみたい。前原誠司民 … ［続きを読む］

本当は怖い小池百合子氏のリセット

ポピュリズムで進める新右派転換。戦後リベラルの価値観・規範は崩壊の瀬戸際か

危機ごとに右傾化を進める保守　「改革保守政党を目指す」。先月27日、新党「希望の党」の結党の記者会見で、代表の小池百合子・東京都知事はそう語 … ［続きを読む］

唐突な総選挙で問われること

森友・加計学園問題、憲法改正。首相が隠したい「大事な部分」こそが争点だ

「アキラ100％」ならぬ「アベ100％」　全裸で登場し、お盆で大事な局部だけを隠して踊ったりする「アキラ100％」という芸人がいる。カメラに … ［続きを読む］

「安倍一強」を可能にしたものとは

政治・行政改革の合理的帰結が生みだした問題に対する、根本的な議論がこそが必要

「安倍1強」を実現した５つの要素　安倍晋三政権がこれまで「1強政治」を実現できてきたのには、幾つかの理由がある。　具体的に言えば、経済政策を … ［続きを読む］

どこへいく？安倍改造内閣

粘り腰と野党の低迷で危機を脱出。首相は憲法改正を諦めていない

起死回生をかけた内閣改造　第3次安倍第3次改造内閣が発足して３週間が経過した。森友学園や加計学園の問題、南スーダンＰＫＯの日報隠蔽問題、第1 … ［続きを読む］

細川元首相が語る日本の政治、そして小池都知事

二大政党制より穏健な多党制。選挙制度は再改革を。小池さんは国のかたちを語れ

　今から25年前、ひとつの新党が誕生した。熊本県知事もつとめた細川護熙さんが旗揚げした日本新党である。自民党一党優位の「55年体制」による政 … ［続きを読む］

「政権交代２・０」の時代が始まった

都議選で自民党が惨敗、内閣支持率の急落でみえてきた安倍政権の問題点とは

都議選で予想を超えた自民惨敗、内閣支持率も急落　7月２日の東京都議選の破壊力は凄まじかった。事前にメディア各社の世論調査が安倍晋三内閣の支持 … ［続きを読む］

安倍改憲の欺瞞を問い、「倉持改憲」を提案する

安倍改憲は自衛隊や自衛官の法的地位に関するうそを固定化し、彼らの尊厳を貶める

自民党の追認と改憲への号砲　去る5月3日、安倍首相は「総理大臣」の肩書で、読売新聞のインタビューに答える形で自身の改憲についての思いを述べた … ［続きを読む］

「安倍主導」の改憲論議のいかがわしさ

信じられない「与野党でオープン」な議論。こんども欲しいのは結果だけ

　5月3日、読売新聞の単独インタビューに答え、「憲法改正　20年施行目標」を打ち上げた安倍首相。このところ、政府の意向に極めて従順な読売新聞 … ［続きを読む］

終身在位の皇室典範と矛盾、生前退位の特例法

「女性宮家」問題に正面から対処してこなかった「政治の不作為」

　天皇陛下の生前の退位を可能とする特例法案が国会で成立する見通しとなった。　筆者は安倍内閣の「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」（今 … ［続きを読む］

[10] 欺瞞の地方公務員法・地方自治法改正

格差是正につながらず、国・地方自治体は使用者としての責務を果たせ

　私は非正規公務員、ある自治体で働く臨時職員です。　任期1年の有期雇用ですが、毎年更新して今年4月で5年目に入りました。しかし、勤めている自 … ［続きを読む］

文科省の大量違法天下りはなぜ起きた？

迷走した公務員制度改革と、政による官人事支配の是非

　文部科学省で違法な天下りが62件発覚するという前代未聞の醜態に続き、東日本大震災の復旧事業に関連して農林水産省ＯＢによる談合の疑いが出て公 … ［続きを読む］

「共謀罪」の危険性を広く市民に知らせよう

懸念される、捜査手法の拡大と監視社会の到来

　日本政府が国連「越境組織犯罪防止条約」（政府はこれを「国際組織犯罪防止条約」と呼んでいる。署名式をしたのがイタリアのパレルモであることから … ［続きを読む］

憲法改正論議をどのように行うのか

検討に値する、内閣による改憲案提出

モデルとしての天皇の生前退位論議　昨秋の臨時国会では、参議院では９カ月ぶりに、衆議院では１年５カ月ぶりに憲法審査会が開かれた。衆参で合計３回 … ［続きを読む］

公益通報者保護法改正の方向で消費者庁検討会が最終報告書

　組織の不正を内部告発した人を法的に守るための公益通報者保護法について、消費者庁の有識者検討会「公益通報者保護制度の実効性の向上に関する検討 … ［続きを読む］

相続法改正：相続人でない者の権利、配偶者の居住権、遺留分制度見直し…

　法相の諮問機関「法制審議会」がまとめた相続法制見直しの中間試案に対するパブリックコメント（意見公募）の結果が公表された。婚外子の相続分を結 … ［続きを読む］

「存立危機事態」は存在するか

安保法制の根幹をめぐるガチ論　中谷元・前防衛相VS木村草太・首都大学東京教授

ガチ論　中谷元・前防衛相VS木村草太・首都大学東京教授（司会は松本一弥・WEBRONZA編集長）  国民の理解が広がらない中、本格 … ［続きを読む］

制裁緩和後のイランへの投資を保護・促進するイラン法と日本・イラン投資協定

　イランに対する日本企業の投資環境整備などを定めた日本、イラン両政府の投資協定が今年の通常国会で承認された。イラン側の批准手続が終われば、日 … ［続きを読む］

右派論客や憲法学者が有識者会議にいない理由

生前退位問題で論じられるべき最大の問題とは

有識者会議の構成と論点　天皇陛下の生前退位問題について「天皇の公務負担軽減等に関する有識者会議」の初会合が10月17日に開かれた。今後、憲法 … ［続きを読む］

北方領土問題、「２島先行方式」浮上の意味

１２月のプーチン氏訪日で一気に前進？

　今年12月に安倍晋三首相の地元山口県で予定されるプーチン・ロシア大統領の訪日を前に、北方領土問題での日本の解決策に「歯舞、色丹の2島引き渡 … ［続きを読む］

教員全体に「政治的中立性」を押しつける政権与党

問題多い自民党の「実態調査」、多様な意見をぶつけ合う政治教育が必要だ

１　「調査ページ」の概要　２０１６年７月１０日の参院選投票日を目の前にした７月７日、自民党が自党のホームページで「学校教育における政治的中立 … ［続きを読む］

刑事司法改革関連法に方向性の異なる２つの内容

取り調べの「可視化」義務化の一方で、捜査権限を拡充・強化

　５月２４日、通常国会の最終盤になって「刑事訴訟法等の一部を改正する法律」（いわゆる刑事司法改革関連法）が成立した。主要国首脳会議や引き続く … ［続きを読む］

世界最大級の巨大経済圏＝ＴＰＰはどうなるのか？

米国の状況とならび、日本国内でのTPP承認手続きも不透明になってきた

　太平洋を囲む12カ国の閣僚が2月に署名した環太平洋経済連携協定(TPP)が足踏みを続けている。TPPは、米国と日本の議会で承認されないと発 … ［続きを読む］

通信傍受と監視カメラ、脱税で暴力団幹部を逮捕、でも勝敗はこれから

　たかだか５００人規模の暴力団工藤会に対し、警察、検察が２０１４年９月以来、総力を上げて「頂上」作戦を展開している。その成果を検証し、今後の … ［続きを読む］

「緊急事態条項」を徹底討論する

礒崎陽輔・自民党憲法改正推進本部副本部長　ＶＳ　木村草太・首都大学東京教授

　大規模な自然災害やテロなど、非常時における政府の権限を定める「緊急事態条項」を新たに憲法に盛り込むべきかどうかが、改憲論議の焦点として浮上 … ［続きを読む］

［1］すべての人が負けたのだー安保法制

「一億総活躍」思想の深層を探るー佐々木惣一が憲法13条を読む

　立憲デモクラシーの会は2015年11月から、早稲田大学を舞台に公開連続講義を始めました(全10回の予定)。朝日新聞の言論サイトである「WE … ［続きを読む］

大切だけど、お金がかかる子育て支援

夢をつむぐため、政治がすべきことは

　子育てと仕事を両立できる社会をつくりたいと考え、2004年、NPO法人フローレンスを設立して10年以上がたちました。日本初の「共済型・訪問 … ［続きを読む］

メディアにおける「公平公正」とは何か？（下）

「数量公平」ではなく、「質的公正」を実現すべきだ

放送法の制定過程　前稿で書いたような中立傾向を固定化させているのが、放送法の番組編集の基準を定めた「政治的公平」規定である。　前回冒頭で紹介 … ［続きを読む］