公益 の検索結果

肝炎検診はフォローアップが大事

C型肝炎の治療法はどんどん進歩、検診で肝がん死は減らせる

　肝がんになったと聞くと、「酒を飲み過ぎたのだろう」と思う人が多いのではなかろうか。実は、日本ではアルコールが原因とされるのは10％弱に過ぎ … ［続きを読む］

1年で退任した伊東強化委員長の不可解な陸連人事

快挙後間もなくの衝撃と不透明さ、スポーツ団体はガバナンスの再点検を

　何とも皮肉な結末である。　誰よりも「歴史的な更新」を待ち望んで力を注いだはずの強化委員長は、19年もかかってようやく自らの日本記録（10秒 … ［続きを読む］

沖縄との溝―本土日本人は植民地主義と決別を

決定的に欠ける「当事者意識」。「辺野古」は植民地主義や差別の象徴

「第二の加害者」　2016年4月、元在沖海兵隊員の男が沖縄本島中部に住む20歳の女性を暴行・殺害する事件が起きた。那覇地裁は2017年12月 … ［続きを読む］

日馬富士の足跡を日本人は感謝して受け取るべし

軽量で取りこぼし目立ったが、優勝9回のNo.2力士の引退

　大相撲の横綱日馬富士引退に関わる一連の事件については、（公財）日本相撲協会による調査結果の記者発表、書類送検にかかる記者発表、日馬富士本人 … ［続きを読む］

日馬富士の暴行事件にみられる角界と世間のズレ

深夜の酒席、白鵬への大甘処分、貴乃花親方の“暴走”……

　第70代横綱日馬富士が貴ノ岩に暴力をふるって引退した事件は、1か月以上たった現在も注目を集めている。この事件で角界の閉鎖的な環境、第69代 … ［続きを読む］

なぜ日本の検査・評価は形骸化するのか

満点主義がもたらす「いい加減体質」の蔓延

　高い品質を誇ってきたはずの日本の生産現場で、長年、検査不正が行われてきたことが明らかになった。そこでは、形骸化した、意味のない検査を続ける … ［続きを読む］

対立軸は「ファシズム vs デモクラシー」

立憲民主の躍進はデモクラシー派に活力、さらに深まった「熱狂なきファシズム」

大義も意味もない解散 　うんざりするかもしれないが、はじめに強調しておかなければならないことがある。今回の衆議院総選挙は、安倍晋三首相による … ［続きを読む］

[10]新・住宅セーフティネット事業始まる

「住まいの貧困」に対応、住宅政策の大転換につながることを期待

　10月25日、この国の住宅政策の転換点となるかもしれない事業がひっそりと始まった。今年4月に国会で成立した改正住宅セーフティネット法に基づ … ［続きを読む］

メディアは政権の支配を脱したか

萎縮・忖度からあるべき姿へ

 　「この（獣医学部をめぐる）一件を通じ全く別の問題として認識を新たにしたのは、国家権力とメディアとの関係です。（中略）私に最初に … ［続きを読む］

権力への迎合はメディアの堕落でしょう

健全な批判精神がジャーナリズムの命だ

　前文部科学事務次官の前川喜平さんが本誌の取材に応じました。前川さんは「出会い系バー」報道をきっかけに、国家権力とメディアの関係を憂い、「二 … ［続きを読む］

自分独自の「Google 20%ルール」プロジェクトで得たもの

「サイドプロジェクト」は私に何をもたらしたかアンダーソン・毛利・友常法律事務所伊藤 多嘉彦　私は、主に大企業に対して独禁法のアドバイスを提供 … ［続きを読む］

藤井聡太ブームを機に「将棋の観客」創出を

将棋の神様が送り出した「王者の候補」のキャリアは始まったばかり

　世はどういうわけか、将棋の新星・14歳の藤井聡太四段ブームになっている。将棋のルールが一切わからない人向けにもニュース番組のトップで時間を … ［続きを読む］

[2]市民が憲法の実現を求めることは当然できる

違憲の事態に「待った」をかけるのは司法権の役割の一つ

注）この立憲デモクラシー講座の原稿は、2017年3月10日に早稲田大学で行われたものをベースに、講演者が加筆修正したものです。立憲デモクラシ … ［続きを読む］

政府の側は内部告発者への違法な攻撃をやめるべき

公益通報者保護法制から見た文科省現旧職員の行動の意義と適法性

加計学園問題をめぐって記者会見する前川喜平・前文部科学事務次官＝6月23日、東京・内幸町の日本記者クラブで、奥山俊宏撮影　安倍晋三首相の長年 … ［続きを読む］

「買い物弱者」対策に必要な総合生活支援の視点

地域の行政、社会、福祉、商工、交通、住民が連携して創意工夫を

　少子高齢化の進展にともなって、日常の買い物に困難を感じる人々の存在が「買い物弱者（買い物難民）」問題と呼ばれ、社会問題となっている。農林水 … ［続きを読む］

前川氏報道で批判浴びる読売新聞

「報道機関としての存在を否定するに等しい、組織の不祥事」

　読売新聞は、5月22日に、「前川前次官　出会い系バー通い　文科省在職中、平日夜」と題し、前川喜平前文部科学事務次官（以下、「前川氏」）が、 … ［続きを読む］

民主主義を大事にするため守るべき「流儀」

記者は総会屋とは違う。真実にこだわれ。政権の言いなりになるな。

「最後の総会屋」の口癖　記者の「流儀」について書く。　40年も前のことだ。約５年間、警視庁捜査２課４課（知能犯・組織暴力）担当の事件記者だっ … ［続きを読む］

裁判官の日常から死刑、冤罪までを追究

ジャーナリスト清水潔さんとの対談『裁判所の正体』が出来上がるまで

　ジャーナリストの清水潔さんとともに、『裁判所の正体――法服を着た役人たち』（新潮社）を刊行した（2017年5月20日）。  とい … ［続きを読む］

週休３日制は広がるだろう

日本型雇用の根底にある「メンバーシップ型」の弊害にメスを入れよう

週休3日制―形態は企業によって様々　週休3日制を採用する企業が増えている。　厚生労働省の調べによると、週3日以上の休みを設けている企業の比率 … ［続きを読む］

政党政治の危機の芽は社会をつなぐ力の弱まりに

　政党政治が危機だというが、これは近代以来ずっと指摘されてきたことである。たとえば今の安倍政権の当否などに限定された課題であるわけではない。 … ［続きを読む］

宗教をもって他国民を罵倒する危険　ギルバート氏の著書で

宗教をもって他国民を罵倒する危険 『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』を考えるミラー和空　米国では人種差別を煽っての大統領選結果、英国で … ［続きを読む］

水産物に必要な「啓発されたマーケット」

乱獲を防止し、持続可能な漁業にするための認証制度を日本にも

「水産物の透明性と持続可能性」と題する国際シンポジウム（5月16、17日、早稲田大学）で研究者の立場から講演した筆者は、水産物の持続性には認 … ［続きを読む］

『わが闘争』が学校でＯＫなら『共産党宣言』は？

教育勅語と合わせて学校教育で使えるなら、こんな面白いことはない

　いったいあの人たちはなにを考えているのだろうか。　4月はじめに政府は、明治国家の国民に対する馴撫(じゅんぶ)と瞞着(まんちゃく)のプログラ … ［続きを読む］

［1］長時間労働をしなければ食べていけない国

労働問題を自分の身の回りのことにいかに引き寄せて考えられるかがカギだ

　この連載は、2017年3月19日に東京・渋谷のLOFT9で行われた、最低賃金の引き上げなどを求めるグループ「エキタス」（AEQUITAS） … ［続きを読む］

矛盾だらけの教育勅語は「徳目」こそが問題なのだ

「それなりにいいこと」なんか書いていない

　森友学園の「瑞穂の國記念小学院」への国有地払い下げ問題とは別に、系列幼稚園での教育勅語の朗唱が多くの人にショックを与えている。　だが、だが … ［続きを読む］

[3]高齢者が安心して暮らせる住宅はどこに？

深刻化する入居差別と「受け皿」と化す貧困ビジネス

困難を極める単身高齢者の部屋探し　昨年12月、私が代表を務める一般社団法人つくろい東京ファンドが運営する個室シェルター「つくろいハウス」（東 … ［続きを読む］

稲田防衛相の「虚偽答弁」と日報隠蔽問題の根源

だからこそ教育勅語は教材に用いられない

稲田防衛相が批判される二つの問題　稲田朋美防衛相が強い批判を浴びている。森友学園問題で国会における発言の撤回と謝罪に追い込まれ、「虚偽答弁」 … ［続きを読む］

国の行政機関の公益通報ガイドラインを改正、消費者庁が各省庁をチェック

　国の行政機関が組織の不正の内部告発を受け付けて対応する際のガイドラインが２１日、改正された。同日、各省庁が申し合わせ、消費者庁から発表され … ［続きを読む］

[1]辺野古争訟から見た立憲地方自治

より緩やかな関与手段を尽くさず代執行訴訟に及んだ国

注）この立憲デモクラシー講座の原稿は、2016年10月21日に立教大学で行われたものをベースに、講演者が加筆修正したものです。立憲デモクラシ … ［続きを読む］

将棋の棋士は連盟の奴隷ではない

第三者委員会報告書は民法上きわめて不適切

　日本将棋連盟で起きた将棋ソフト不正疑惑の余波が続いている。　出場停止処分を受けた三浦弘行九段の疑いが晴れたのを受け、谷川浩司会長と島朗常務 … ［続きを読む］