失業 の検索結果

貧困は誰もが陥る可能性

流行りもの超え、構造解決を

　絶滅危惧種。　この2～3年、40代となった同世代から自らを称する言葉として聞くようになった言葉だ。　その意味は「子どもという種を残せないか … ［続きを読む］

ＡＩ時代にこそ「ベーシックインカム」の実現を

汎用ＡＩの普及が人間の仕事を奪い、包括的な社会保障制度が必要になる

ベーシックインカムとは何か？　ベーシックインカム（ＢＩ）は、政府が国民全員に対して生活に必要な最低限のお金を給付する制度である。私はこれをよ … ［続きを読む］

2018年はマクロンの１人勝ち？！

低迷した支持率が年末に急上昇。国内の“政敵”はパッとせず、国際的にも好位置に

ドゴールばりの「強いフランス」前面に　2018年、フランスのエマニュエル・マクロン大統領には順風が吹きそうだ。　昨年5月の就任から間もなく急 … ［続きを読む］

税金の少ない日本で追い詰められる国家財政

財政、税金、市民生活の日独比較【その１】

　税金の高いドイツに住みながら税金の低い日本より住みやすいことを実感している。ドイツは高い税金でも生活費は安く、税金が市民の生活を豊かにし未 … ［続きを読む］

ジョニー・アリディーの葬送狂騒曲

国民的歌手の「国民葬」に高揚するフランス人。背後に不安や不満を忘れたい思い

50万人のファンが棺を見送る　「パリは移動祝祭日だ」と定義したのはあのヘミングウェーだが、12月6日に肺がんで死去した国民的歌手ジョニー・ア … ［続きを読む］

［２０１７年　本ベスト５］ ＡＩと労働と

『人工知能の核心』、『隷属なき道』、『飯場へ』……

　昨年の秋頃、自店で展開しているAI=人工知能のフェアに並ぶ本たちを眺めているとき、ふと「これは、ただならぬことが起こりつつあるのではないか … ［続きを読む］

財政破綻は避けられるのか

増税と再分配をめぐって、経済学者座談会

　解散総選挙で与党は大勝し、アベノミクスは当面続く見通しです。日経平均株価はバブル崩壊後の最高値を更新し、企業業績は好調を続けています。しか … ［続きを読む］

言ってよい「死ね」、悪い「死ね」はあるのか

誰もが短く強い言葉で批判、罵倒、鎮圧しようとする社会で

切羽詰まった人たちが現れ始めた　2013年4月8日、イギリスのサッチャー元首相が死去したことを受けてイギリスの各地でその「死を祝う集会」が行 … ［続きを読む］

トランプ大統領が１年持ったワケ

宗教とポピュリズムと排外主義が結びついた政治がもつ「強さ」と「危うさ」

大統領のアジア歴訪を絶賛したバノン氏　先月、トランプ大統領が日本を含む東アジアの主要国を歴訪、ベトナム・ダナンではアジア太平洋経済協力会議（ … ［続きを読む］

学力テスト排除の国立大付属校入試改革に反対する

貧しい人がエリート教育を受けるチャンスが著しく減る

　今年の8月29日に、国立教員養成大学・学部、大学院、付属学校の改革に関する有識者会議報告書なるものが提出された。　相変わらず現場の教員経験 … ［続きを読む］

「アナキズム」から浮かぶ自家菜園／庭の風景

相互扶助のための、「てんでバラバラな場所」

　家呑みをした。　場所は福岡県福岡市、ファッションブランド「途中でやめる」を主宰する山下陽光(やました・ひかる)さん宅。東京に住むわたしはL … ［続きを読む］

[11]生活保護の利用は「リスク」なのか？

厚労省の見直し部会に異議あり！！

意表を突かれた、生活保護に感謝するシュプレヒコール 　「生活保護、ありがとう！」　2013年秋、第二次安倍政権が進める生活保護基準の引き下げ … ［続きを読む］

ユロはハムレット？フランスの原発削減先送り

環境運動家出身、マクロン政権の人気大臣の方向転換をめぐり国内では賛否両論

「現実主義者」か「変節者」か　ニコラ・ユロ環境連帯大臣は「現実主義者」なのか、それとも「変節者」か――。就任半年で、原発（58基）数の減少は … ［続きを読む］

希望の党の惨敗は「排除」だけが理由ではない

誰が「自民党にそっくりの反自民の政党」を必要とするのだろうか

有権者は政権交代を望まなかった　10月22日投開票の衆議院議員選挙で希望の党が惨敗した。政権交代の実現を謳（うた）って235人の候補者を擁立 … ［続きを読む］

党首不在で本部も売却　フランス社会党の悲哀

大統領や首相を輩出、政界に君臨した名門政党を弱体化した現実を知らないエリート集団

屋台骨が腐敗、じわじわと崩壊の道へ　日本の民進党は唐突な総選挙を機にアッという間に解党したが、屋台骨が徐々に腐敗した末、じわじわ崩壊の道をた … ［続きを読む］

ドイツ総選挙―難民危機が極右政党の追い風（下）

ドイツの民主主義勢力にとっては長い戦いが始まった

「メルケル続投」の確信で緩んだ緊張感　一体なぜこのような事態が起きたのだろうか。　今回の選挙結果について、多くのドイツ人たちから「極右政党『 … ［続きを読む］

政権が追い込まれていることを暗示する解散総選挙

今回の選挙は「安倍一強」の終わりの始まりとして、記憶されるかもしれない

　「解散の判断はいつも孤独に下される」――ハロルド・ウィルソン英首相　突如の解散による選挙を英語で「スナップ選挙」と呼ぶが、まさに日本版スナ … ［続きを読む］

マクロンは「ジュピター」か「ガキ大将」か

就任３カ月で支持率が急落。ふたつの「顔」を持つ大統領を待ち構える〝熱い秋〟

 マクロンはもうダメ？　日本からやってきたフランス通が、「マクロンはもうダメでしょ」と言った。本当にダメなのか。　確かに、エマニュ … ［続きを読む］

男・トランプどこへ行く

勉強不足？　したたか？　パリ協定から離脱の真意はどこに

　2017年６月１日、米国トランプ大統領は気候変動枠組み条約のパリ協定から離脱方針を発表した。オバマ政権下の米国を始め、世界159カ国が既に … ［続きを読む］

アベノミクスは総体として失敗した

もはや抜本的転換をすべき時が来ている

政権の行き詰まりの表れ　安倍首相は支持率回復を目指した内閣改造にあたり、「経済再生」を最優先で進めると記者会見で語り、そのための「アベノミク … ［続きを読む］

［3］朝鮮戦争前の韓国の混迷

3年の空白が生んだ対立　日本では、韓国の歴史をある程度分かっているという人でも、1945年8月15日に韓国が独立したと考えている人が多い。日 … ［続きを読む］

「反アベノミクス」で何が起きるのか？

日本経済は再びデフレに陥り、名目GDP成長率がマイナスに至れば、財政破綻に近づく

アベノミクスの「本質」とは？　今年3月に始まる「森友学園問題」以降、支持率の低下に歯止めがかからなくなった安倍政権が内閣改造に追い込まれた。 … ［続きを読む］

［7］ウエルベック作品のＳＦ的性格について

なぜウエルベックはSF的構想を好むのか 　ウエルベック的文明批評/社会観察はしばしば、SFとの親和性を帯びるが、前記『素粒子』では、フランス … ［続きを読む］

［書評］『不道徳な見えざる手』

ジョージ・Ａ・アカロフ　ロバート・J・シラー著　山形浩生訳

商品世界のアクセルとブレーキ　　村上春樹に「パン屋再襲撃」という短編がある（文春文庫）。猛烈に腹の減った「ぼく」は、妻といっしょに、10年前 … ［続きを読む］

フランス大統領選が示した民主政治の変貌（下）

旧い保革対立は一掃され、新たな対立軸が生成された

先進国社会に和解不能の2つの世界　ルペンとマクロンの対決を、英フィナンシャル・タイムズ紙は「国家主義者と国際主義者の典型的な戦い」と評した。 … ［続きを読む］

フランス大統領選が示した民主政治の変貌（上）

旧い保革対立は一掃され、新たな対立軸が生成された

終わらないポピュリズムの危機　民主政治のあり方は大きく変化しつつあるのではないか――。今年の4月と5月に行われたフランス大統領選挙を通じて確 … ［続きを読む］

ポピュリスト・マクロン仏大統領はEUを救えるか

マクロン氏は実は小泉元首相や橋下前大阪市長によく似ている……

今後5年で成功するか否かが、EUの将来を決する　5月7日のフランス大統領選挙の決選投票では、昨年4月に政治運動「前進」を立ち上げたばかりのエ … ［続きを読む］

嵐の中を船出する文・新大統領

アメリカと中国の狭間で難しい舵取りを迫られる韓国

　5月9日の韓国大統領選で、文在寅氏が第19代大統領に選出された。今回の選挙は、朴槿恵前大統領の罷免という異常事態を受けての選挙であり、国際 … ［続きを読む］

私が学者の「一線」を超えて民進党を支援するわけ

民主主義の本質は選択肢の豊富さ。「この道しかない」ではない。

キング牧師をイメージした民進党大会の挨拶 　私には夢がある（Ｉ ｈａｖｅ ａ ｄｒｅａｍ）――。3月12日、民進党の党大会の来賓と … ［続きを読む］

「ルペンに国を任せる不安」がマクロン最大の勝因

国を取り巻く状況がフランスより深刻な日本。和製ルペンは容易に現れる

「破局が5年先送りされた」　フランス大統領選の結果には、かの国の知性を愛（いと）おしむ人々や、EU研究者、欧州ウォッチャーの多くが胸をなで下 … ［続きを読む］