障害 の検索結果

溶け落ちた核燃料は果たして取り出せるのか

ロボット等による調査で1～3号機の状況は見えてきたが、困難さも実感した

　東京電力の福島第一原発を朝日新聞科学医療部の同僚たちと視察した報告を続けよう（前回は5月29日付）。　2号機の格納容器内部調査で撮影された … ［続きを読む］

朝日新聞アメフトＯＢが語るタックル問題

危険なプレーに感じたことは？日大選手を追い込んだものは？今後なにを変えるべきか？

　アメリカンフットボールが世間を騒がせている。発端は5月6日の日本大学―関西学院大学の第51回定期戦。日大の守備ライン（DL）の選手が、ひど … ［続きを読む］

知的障碍者の強制不妊手術の深層（上）

精神科医として80年代に見聞きした人権蹂躙と患者へのひどい待遇

　旧優生保護法に基づき、知的障碍者らが不妊手術を強制された問題で、北海道、宮城県、東京都在住の70歳代の男女計3人が5月17日に、人権を侵害 … ［続きを読む］

猛毒を含む「働き方改革」一括法案

「高プロ」は長時間労働を助長する

　電通の新入社員が入社からわずか9カ月で命をたった自死事件が労災認定されたのは、2016年9月30日である。この労災認定を巡るニュースは、「 … ［続きを読む］

[書評]『評伝　島成郎』

佐藤幹夫著

繰り返される志　島成郎。1931年、東京生まれ。今は昔、60年安保闘争のヒーローだ。1950年に東京大学教養学部に入学、日本共産党に入党する … ［続きを読む］

無意味な競争と搾取から降りる

一億活躍できない社会を考える

　「働き方改革」という言葉がニュースなどで聞かれるようになってからかなりの時間が経ったように思う。　しかし、何が達成されれば働き方改革なのか … ［続きを読む］

強固な「企業戦士信仰」は捨てて

「自分はどうしたいのか」考えよう

　このところ「働き方」をめぐる議論が、注目を集めているらしい。「働き方改革」という言葉も耳にするようになった。私個人としては、「働き方」にせ … ［続きを読む］

[書評]『私はすでに死んでいる』

アニル・アナンサスワーミー著　藤井留美訳

脚を失くして狂喜する患者　これはショッキングな本である。全部で8章から成り立っており、その最初に出てくるのがコタール症候群の患者の話である。 … ［続きを読む］

自動運転のルール整備は待ったなしの課題だ

急速な技術の進歩に対応し、迅速に法制度の見直しを

　自動運転車の実用化には、まだ解決しなければならない問題が山積している。その一つが、自動運転のルールづくりである。焦点は「レベル3」の実用化 … ［続きを読む］

出る杭こそが日本企業の競争力を高める　同調だけでは捕食される

出る杭こそが日本企業の競争力を高める 外国法事務弁護士・米ＮＹ州弁護士スティーブン・ギブンズ（Stephen Givens）　また … ［続きを読む］

[16]セーフティネットとしての公営住宅とは？

県警OBが督促する富山、社会福祉士が支援する群馬

　昨年4月19日に改正住宅セーフティネット法が成立して、1年が経過した。この法改正は、高齢者、障害者、低額所得者など、一般の賃貸住宅市場で住 … ［続きを読む］

米国のTPP復帰と日米自由貿易協定は両立可能だ

自由貿易で日本農業を救え

トランプ発言は迷走しても　トランプ大統領が安倍晋三首相と会談する6日前の今月12日、クドロー国家経済会議委員長とライトハイザー通商代表に対し … ［続きを読む］

アベノミクスがすがる「指標神話」

数値化されたデータは、時に妄信者と誤用と世論誘導を生む

　自然科学であるか社会科学であるかを問わず、「現象・現状の把握」が肝要となる分野では、複雑な現象・現状を客観的に表現すべく、データの指標化を … ［続きを読む］

放送法4条撤廃の言及なくても消えぬ民放の危機感

日本テレビの「厳秘」資料では「中国企業が買収」「フェイクニュース垂れ流し」

　放送界を揺さぶった政府の「放送制度の改革」に安倍晋三首相が１６日にあった規制改革推進会議で「放送と通信の垣根はどんどんなくなっている。放送 … ［続きを読む］

8年間追った生活者の闘争

「ヒーロー」不在の苦悩と挑戦、アスベスト訴訟とドキュメンタリー考

　ドキュメンタリーを作るという生き方を選択して良かったと、その幸せをしみじみ噛み締めている。今回の新作ドキュメンタリー「ニッポン国VS泉南石 … ［続きを読む］

「忖度（そんたく）」がはびこる背景は何か

心の問題、日本の文化、そしてテクノロジーの発展が軽視されている

　森友問題をきっかけに、公文書改ざん騒ぎが続いている。小出しにされてきた情報をつなぎ合わせると、少なくとも財務省内で上から（当時の佐川宣寿理 … ［続きを読む］

「所有者不明土地問題」から見える土地制度の課題

人口減少時代に対応した制度の見直しが必要だ

　「所有者不明土地問題」への社会的な関心が高まっている。　これは、不動産登記簿などの各種台帳では土地の所有者の所在が直ちには判明せず、土地利 … ［続きを読む］

公取委による地方銀行経営統合の独禁法審査の実態と特別法の必要性

地方銀行の統合と企業結合審査 西村あさひ法律事務所弁護士　川合 弘造弁護士　堀 美穂子1.　はじめに　公正取引委員会　（公取委)　 … ［続きを読む］

学校で教えてくれない「疫学」の大切さ

正しい健康情報を見分ける学問への理解を広めたい

　「〇〇を食べるとコレステロール値が下がる！」「認知症になりにくい食事は△△だった！」……。巷には様々な健康情報 … ［続きを読む］

トランプ通商政策を「はさみ撃ち」にしよう

日本政府がやらなければならないのは、適用除外を求めることではない

米中貿易戦争の始まり　トランプ政権は戦後世界各国がこれまで積み上げてきた努力や成果を破壊しようとしている。　80年代アメリカが発動した通商法 … ［続きを読む］

[9]過去百年に起きた３大震災から学ぶこと

　大震災と呼ばれる３つの地震がある。1923年関東地震、1995年兵庫県南部地震、2011年東北地方太平洋沖地震である。それぞれ、関東大震災 … ［続きを読む］

ホーキング博士：計り知れないエネルギーの持ち主

90年の来日時の『科学朝日』記事で追悼する

　「車いすの天才物理学者」と呼ばれたスティーブン・ホーキング博士は、車いす「だから」でもなく、「にもかかわらず」でもなく、単に天才物理学者が … ［続きを読む］

「強制的な不妊手術」の実態とは

根絶を求めた国連7機関の合同声明文を読む

　今年3月14日から15日にかけて、旧優生保護法の下で多くの障害者たちが強制的な不妊手術を受けていた問題で、政府は被害の実態調査を行う方針を … ［続きを読む］

金融庁が行政処分の大ナタ

仮想通貨業界浄化へ本気度見せる

金融庁が一斉行政処分　仮想通貨取引所大手のコインチェック社(東京都渋谷区)から巨額の仮想通貨が外部流出した問題で、監督官庁の金融庁が3月8日 … ［続きを読む］

［3］刑務所の中で人生を終えるということ

　岡崎医療刑務所の運動場には、着物の「母子像」がある。和装の母子像は非常に珍しく、見学に訪れた者は必ずこの母子像の前で足を止めるという。子を … ［続きを読む］

化石燃料黄金時代の再来という見果てぬ夢

石油・天然ガス優遇のインフラ投資をもくろむトランプ大統領

　1兆5000億ドル規模のトランプ政権のインフラ建設計画は、米国内外で大きく注目されてきた。　米国にとっては、老朽化したインフラを近代化し、 … ［続きを読む］

社会科学者が明らかにしたSPEEDIの教訓

放射能影響予測システムは「使えるか」「使えないか」ではなく「どう使うか」

　東京電力福島第一原発事故から7年になる春を迎えた。事故直後、SPEEDI（緊急時迅速放射能影響予測）システムのデータが公開されなかったこと … ［続きを読む］

[41]露呈した働き手不在の「働き方改革」

働き手の心身を守る観点からの働き方の総見直しが必要だ

　「働き方改革」の柱のひとつだった裁量労働制を、2月28日、政府が断念した。過労死など働き手の生命にかかわる制度改定について、その土台になる … ［続きを読む］

続・東京のバリアフリーは間違いだらけ

力学を習得しない文系人間に身障者福祉は任せられない

　日本の街、中でも東京がいかに身障者・高齢者にとって外出しにくいかを、前稿では主に交通機関に関して例示した。本稿では道路の問題、とりわけ歩道 … ［続きを読む］

生きる意味を見いだすための介護の自立支援（下）

“医療への過信”を医師自らが過ちだったと認めること　先日、「平穏死のすすめ」で知られる石飛幸三医師の話を聴く機会があ … ［続きを読む］